「電車男」って覚えてますか?
(笑)
2009年の暮れから2010年の上半期、
私は電車男になってました。
エルメスがあの方です。
例えがおかしいかも知れませんが
当時、あの方にお会いしたいと思った私は
あの手この手を駆使して、半年かけて「お会い頂く」ことに成功しました。
その頃、自分のその涙ぐましい努力を「電車男みたい」って思ったんです。
自分を「電車」って呼んだりしてw
衛生兵がいなかったけど…
(^^;)
2009年頃に、あまりにもメディアへの露出が少ないあの方の安否が
ものすごく気になり始め、片っ端からネットの海を捜索し始めました。
2009年には自サイトを立ち上げた…ということもあり
自分はこんなにあのお声が好きだったのに、どうしてファンクラブにも入らず
アニメ雑誌も買わずにいたんだろうと不思議でしょうがなくなったんです。
しかし、捜索の結果は惨憺たるもので
ほんとに、どこにもあの方の消息を伝えるような情報がなかった。
その頃も思いました。
まさか、私の知らない間に……
なんて。
でも、根気よく探し続けていると、ちらほらと情報が入るようになって来た。
みくしのコミュの、ある方から
Nさんという元音響監督さんのブログを教えて頂きまして
その方が、彼の方のことをブログでつぶやいているのを見つけ。
うーむ。
この人のブログに、いきなりコメントをするのはどうだろうか…
第一、このブログは一種のSNSで、閲覧は出来てもコメントするには
メンバーにならないといけない。
しかも、あなたじゃなくてあなたのお友達に用事がある、だなんて
失礼な事を言えたものだろうか………
考えに考えて、私はそのN元音響監督とコンタクトを取るために
そのSNSのメンバーになり、ブログを立ち上げました(そこまでするかw)。
そして、記事を上げつつ、ついにそのNさんのブログに
通りすがりを装ってコメントする事に成功し…(汗)
何度か私信をやり取りした後、思い切って打ち明けたんです。
私は実は、あなたのお友達のあの方のファンで、あの方とコンタクトを取りたいがために
あなたのブログの読者になったんです、って。
謝って、でもこの切羽詰まった想いを正直に綴りました。
そうしたら…
Nさんは怒るどころか非常に面白がって下さり、
僕が彼に、あなたの件を繋いであげよう、と申し出てくれたんです。
それで、ご住所を教えて頂いて、初めてファンレターを出しました。
それが2009年の暮れ、でした。
あの方から届いたお返事には、携帯のメールアドレスと電話番号が書いてありました。
さらに、そこからお会いするまでには半年、かけました。
色んな情報から、アニメはお嫌いだという事を知っていましたから、
島のファンだということは、極力伏せてお手紙を書きました。
(私がお送りしたファンレターの一部は、そのまま「ERIの駄文」というページに
掲載しています……まったく、必死な様子が目に浮かびますね…)
洋画の吹き替えの感想を中心に、毎回便せんに5枚以上書きました。
時には10枚以上になる事も。
すると、面白がって下さったのか
私の知らない洋画の吹き替えや、
ラジオドラマの生テープを送ってきて下さって、
「あなたの感想が聞きたい」と言って下さるようになったんです。
今世の中に商品としては存在していない、あの方の出演作を持っているのは
ご家族を除けば、きっと私だけです…
(偲ぶ会の時に、もしかしたら上映もしくは録音再生などがあるかもしれません)
例えば、
JALの機内上映版の「風と共に去りぬ」。
レット・バトラー役をやっておられます。
これはもう、卒倒ものです。
出演者の大半の手元に渡らなかったものを、彼の方は録音監督から直に貰い受けたとかで
大事に持っておられたそうで…
その台本も見せて頂きました。
NHKSFラジオドラマ「大放浪」
これは音声のみなのですが、主役のツトム・カナコワ・ホクスワースをやっておられます。
その他、貴重な音源を幾つも…
私のつたない感想文を、それはそれは面白がって下さって。
そうしてやっと、6月の半ば。
初めてファンレターをお出ししてから、半年後に
「蛍」をとっかかりにして、お会いできる事になったのです。
が…
私は、何人かのお友達に、ここで改めてお礼を言わなくてはなりません……
初めてのバレンタインに、お贈りするチョコレートを選ぶとき。
付き合って下さった綾乃さん。
覚えてないかも知れませんが、新宿の伊勢丹で随分悩みました。
混雑の中、連れ回してしまったのにお付き合いくださって、ありがとうございました。
それと。
蛍を見に、目白の椿山荘へ行こうと言う前日。
なんと、ビビリな私は紗月さんにお願いして、
「リハーサル代わりに一度いっしょに行って〜〜」と頼んだんです。
覚えてますか?(笑)
帰りに、目白駅の近くのすきや?だったかな、定食屋で夕ご飯を食べましたねえ…
目白駅からバスで、と、しっかりロケハンしたにも関わらず
当日なんと私はアガってしまって目的の停留所で降りそこね(^^;)
あの方といっしょに、椿山荘の一つ向こうのバス停から、坂を上るはめになりました…
(あの頃はまだ、杖もついておられなかったのになあ…。)
でも、お陰さまで喜んで頂けて、素晴らしいゆうべを過ごす事が出来ました。
ありがとうございました。
なんだか、一つ一つ、つい昨日の事のように思い出します……
ああ、
それで…
この次は、なにを書こうと思ったんだったかな。
涙が出て来て、おぼつかなくなりました……
[16回]
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