最近、マンガばっかり読んでたんであんまり本の感想とかなかったんすけど(笑)
(妙に大人気の「進撃の巨人」とかね。あっというまにハマって原作をブックオフでまとめ買いする始末だし)
こないだ読んだ百田尚樹の「永遠の0(ゼロ)」で、
ほんっとにしばらくぶりに「小説読んで泣く」という事態が発生しました。
あれがデビュー作だというのだから脱帽ですよね…
なので、うっかり他の作品にもハマリ始めてます、困ったもんだ。
今、温さに拍車のかかる2199を平行して観ているじゃないですか。
感動の種類が、次元が、質がまったくもって雲泥の差。
駄目だ〜〜、あのアニメでは勝てない(爆)……
圧倒的物量で迫る米軍に呆れるような数の兵力で勝てると信じた旧日本軍の愚かな戦いの中で、文字通り尊敬する者、愛する者のためだけに戦った個々の兵士達の姿。
比べるのも片腹痛いのでありますが、同じエンターテイメントとしての戦争物語でどうしてこうも違うんだろう…と悔しいやら悔しいやら悔しいやら(笑)。
零戦の凄腕パイロット宮部久蔵のキャラクターが、ERIの理想として描いている我がサイトの島とすごくよく似てる、という偶然もあるし(笑)
あ、なので旧作の島のファンの方は宮部久蔵の脳内ビジョンを旧作島、で読んでみるのも手であります(邪道な…w)。
そうするとさらに泣けること間違い無し(爆)。
ゼロのパイロットですが、古代じゃないんだよな……宮部さんは。
(旧作の島が地球に残してきた家族のために戦ってた、という部分が肝です…)
つか、これこそ訳の分からない読み方の勧め、ではありますけども。
迫真の創作に喝采を送ると同時に
2199の戦争の描き方の温さに失望しつつ、
でもまああれは所詮アレなのだからアレだよね、などと自分にイミフな言い訳をし(苦笑)。
それでも懸命にヤマトの擁護をしているもう一人の自分に泣き(爆)。
いやしかし。
「永遠のゼロ」を読んで特に感動もしなかったし泣きもしなかったよ、って人が居たら
逢ってみたい、そのくらいな作品。
伏線の張り方が複雑だとか、そんなんでもないんですけどね。
読んでるうちに、オチは読めてくるんだけれども、
でも、これが泣かずにいらりょうか、っていう………(^^;)
ワケ分かんない感想ですが、そのくらい見事なエンターテイメントでございます。
今一番売れてる文庫なので、
文庫なんで(←ココ大事w)、読んでみればいいじゃん?
っていうおハナシでした。
[3回]
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COMMENT
永遠の0
12月に実写映画を観に行く予定なので、それまでは原作を封印しようと、書店に行くたびに葛藤しております(苦笑)
と、言っても、三浦春馬さん目当てなのですけどね(苦笑)
実妹は岡田淮一さん目当てなので、一緒に観に行こうと、今から約束しております。
お話がヤマトと被るのかどうかは、観てからの自分の想いに素直になろうかと。
とはいえ、やはりヤマトファンになり、太平洋戦争の戦記物を読みまくっていた私としては、期待してしまう作品です。
Re:永遠の0
お久しぶりです〜。
あの小説は、久しぶりに「文章のマジック」を見せてもらった気がしているんですよね〜。
実写映画にしてしまうとそのマジックが「ただの伏線」にならないかとちょと心配。
若手俳優(20代前半)にはまるで興味がないものですからよく解らないのですが、宮部さんをどなたがやるのか、出来るのか?ってのが心配(笑)。
あとは零戦や艦隊戦のCGがどれだけ進歩しているかが楽しみです。
特に零戦の空戦の臨場感をどう表現するか、ありきたりな表現なら従来のものと変わらないことになるし、よっぽど「トップガン」(ン十年前のトムキャットの空戦)なんかのほうがイイ、なんてことになれば興ざめです…
小説内では、何で零戦があんなに優秀な機体だったのかという説明はほとんどされていなかったので、松本零士さんの漫画とか、登場人物でもある実在の零戦パイロットの手記なんかを合わせて読めば面白いですよね〜。
ヤマトと被るかどうかというのは(笑)
いや、ココが単にヤマトのブログなので……
ってだけの話ですヨ(笑)。
脳内変換準備完了!
そ・れ・と、新しいお話?わくわくわく。
Re:え?^^;
「永遠の0」はお勧めですよ〜。
うん、ほんと読んで損はしないと思う。
文庫出たし(←コレ重要w)
> そ・れ・と、新しいお話?わくわくわく。
…………旧作ベースの新しいお話なら、書いちゃあ数ページで頓挫、っていうのが何本もあるんですよねえ(笑)。
ん?
地下都市モノがいいの?
……やっぱそれか〜〜(笑)。
ヤマトファンには特にお勧めかと。
た、確かに、脳内変換→島大介 かぁ。なるほろー。顔はどうも宮部さんの方がハンサムになっちまうんですけどさ。
ヤマトファンは特に読んでいただきたいですね。メカ好きや空軍・海軍オタクにもこたえられない緻密な作りになってると思うし、そういう細かいところの積み重ねがリアリティを出してる。それに有名な人々が実名で出てきたりね。
……『海賊と呼ばれた男』を読みたいなと思って、それならデビュー作から読んでやれ、と思ってしまったところが、本読みのサガってやつですかい。このあと『…マリア』とか蜂の話なぞ読んでから出光へ行こうと思っておりますが(そのあいだに文庫になってくれんかの)。
ところで、これまで映画になるんですか?
最近、面白そうだな!と思って読破した本が、ことごとく、片っ端から実写映画化されていくので、う~むなんです。まぁ文庫で読むので、2年分くらい遅れてるってことなんでしょうね。
Re:お勧めですよね(笑)
うん、お勧めだと思う。
しかも映画化、マジらしいですw。
でもヤマトファンなら同時に松本零士せんせの「戦場マンガシリーズ」を併せて読むのをお勧め、かな。
零戦だけじゃなくて、アメリカやドイツの戦闘機についてもあのマンガの方が詳しいから、はっきりビジュアルで絵が浮かんできますよ。
あと、日本海軍の艦船についての本を一冊でも読んでるともっと面白い。
多分、一隻に一冊以上は生き残りの人の手記が出てると思うから。
それと(盛りだくさんだなw)アメリカ側の本か映画も知ってるともっと分かる。
最低、真珠湾かレイテかガダルカナルか…硫黄島でもいい。
ん?
なんか、他に沢山知ってる方がやっぱり面白いですね(^^;)…
あと、日本軍のおバカ過ぎる人間爆弾乗り物、とかね…
小林よしのりのマンガでもいいんじゃないかな(苦笑)。
私は本あんまり読まないですよ(w)…買っても置いとく所がないから。
かといって、図書館の本には書き込みとかできないしページ折れないし…
もっぱらブックオフで買って売って、でございます。
私は直後に「モンスター」を読んだんだけど、
これは………
まあ、別の時にまた感想書こうかな。
無題
やっと手に入れてきました「永遠の0」。
宮部さん、古代くんではないですね…(残念(?)ながら)。島くんや、沖田艦長、真田さんかな…と。
あと、オーバーラップしてきたのは、「ヤマト」じゃないんですが、「銀英伝」ヤン・ウェンリー提督と「マクロス」のフォッカーさんだったりしてます。
実は、4月に関東方面に行く機会があって、靖国神社の桜も見に行ってきたのですが、神社の境内で、車いすに乗った高齢者の方々を大勢見かけたんです。なんだか切なかったですね…。舞い散る桜の花びらとも重なって。
そのときのことが浮かんでくるんです。だから、なかなか読み進まなくて…。
読んでいて泣いた本、何冊かありますが、十数年ぶりかもしれません。『滄海(うみ)よ眠れ ミッドウェー海戦の生と死』(澤地久枝・著)以来です。
Re:おお〜、読まれましたか〜
なるほど〜…ヤン、ですかあ。声はともかく、それはアリですねえ。
岡田准一よりは良さそうです(w)。
私が小さかった頃は、上野に行くと傷痍軍人さんが地下道にいて、どう言う人たちなのか親にあれこれ聞いても良くは分からず、怖くて仕方なかったです…
戦後の語り部にも真摯な人と、そうでない人とが混在していて、戦中戦後の真実ってボンヤリしていては分からないものですよね。
高校生の頃から、興味を持って色々調べたり読んだりしてきましたが、行き着く所は当時の「エラい人」たちのバカさ加減です。バカというより、怖さというか。
尊敬出来る年長者は沢山いますが、任せきりにするのは恐ろしくてできません。
自分の頭で考えて、取捨選択することを放棄したらおしまいだなあ、とよく思います…