あ。
タイトル見て、誰かの誕生日って思った人、ゴメンなさーい(笑)。
今日は、終戦記念日です。
そっちだよ、そっち(笑)。
この年齢になると、色々と考えることが多くなる……わりに、
それを発信しようと言う気力は相対的に低くなるのであります。
表現力の限界、ってのもあるしな。
相変わらず、「ああーあ、つまんねえ」と言いながらチェーホフを読み、
太宰治の方が面白いと感じるなんて…と嘆いてみたりしている日々。
え?
若い頃は西洋かぶれだったので、
国内の時代小説が嫌い、だったのw。
カタカナの長ったらしい人名はスラスラ読めても
漢字だらけの時代劇はカンベン、なのだ。
ちっさい頃から、聖書をベースにした訓戒めいたお話や推理小説は好きだったけど
日本の文化や宗教観に根付いた文学には、まったく馴染みがなかったから。
なのに最近は読むようになったんだよねえ。
いやーあね、年は取りたくないわ〜。
そして、戦争関連の書籍は高校時代にあさり尽くした感が強くて、
しばらくご無沙汰してたのに「永遠のゼロ」読んじゃったら再燃したとかさ。
ま、ミーハーなんだな。
それも、
どちらかというと
戦争責任はどの国にも平等にある、&
悲惨さとかよりも、事実戦闘して勝利するのはカッコ良くて気持ちイイ…を否定はしない、
という、比較的小林よしりんよりの過激思想なので始末が悪い……
今の若いコたち、特に我が息子達の軟弱さを見ていると、つい
「60年前の日本人は、40キロ背負って何十キロも行軍したんだよ、あんたたちそれじゃ戦争行けないよ!」などと怒鳴りそうになってしまうくらいだ。
あ。平成のお母さんがそんなこと言うなんてとんでもない!って
怒らないで欲しい。
歴女が好きな昔の武士達も、刀身だけで10キロもあるカタナを脇に差して、
草履で人を殺して歩いてたんじゃん。ヤマトだって、大量殺戮アニメじゃん。
過去の歴史やフィクションなら戦争を許容出来る…っていうのは
おかしいよね?(笑)。
どんな時代でも、体力と精神力が弊えたモンから終わって行くのだから、
息子達には体力と気力を養ってもらい尚かつ繊細さと感情の豊かさと責任感の強さを養って欲しいと思うじゃない…… 万が一のとき、生き延びるために?
んー。
だから、上の「60年前の日本人は…」のくだりは、
こう書くべきなのだな。
「あんた達それじゃ、戦争になっちゃった時に生き延びられないよ!」
…って、生き延びる話は、どうでもいいんだw
今回は、戦争の悲哀を語ろうとか、っていうんじゃなくて、
ああ、こうやって若い人は戦争に参加して行くんだなあ、っていう
若さ故の正義感の怖さ…みたいなのを書いてみようかと思った、次第。
笑。
一応、危険なので「つづき」に書こ(^^;)。
[11回]
過日、通りすがりの匿名さんから
「2199の島を、チャラスケと呼ばないでやって欲しい」という嘆願を受けた。
んー、
それについては、
当人様にお返事申し上げたので、もういいのだが。
私は実は、心の片隅で、その行為に感心したのだった。
「ああ、これが。若い正義感、というやつなのだな」と。
(ごめんね、匿名さん。話のネタにしちゃうけどもw)
私自身は、また私の友人達の世代は、
ヤマトで言えば徳川機関長や沖田艦長の世代に近い。
私は榎本さんくらいであるが(^^;あ、ホントだってば)。
自分たち自身、自分を思慮深いなどとはお世辞にも思っていないが、
ハタチくらいの人間からすると、ある程度は分別臭くなっている……らしい。
だから、男性にしろ女性にしろ、
体制に反対意見を述べるとかその手の運動・活動をするとか、
そういったことが無意味だとゆーことにもある程度気がついている…っつか、
諦めている。
感情はどうあれ、「だから結論は?どう着地したら、平等に損が少ない?」と考える。
対して、自分自身もそうだったのだが
若かった頃…特に、色々と物事の裏が見えてくる15歳以上の青春時代は、
無駄に正義感が強く、理不尽なことに対して過度に怒りを抱き
感情に正直であるがために突っ走り、失敗しては反省に泣き、成功しては感動に泣き。
そうやって泣いたり笑ったりして
そのことにやり甲斐や生き甲斐や感動を覚えたりしていた。
物事を丸く収めることより、自分の感情が収まるまで、止まれなかったものだ。
捨て犬に心を痛め、飼い主になってくれる人を捜して日暮れまで歩き回ったのもその頃。
いじめに反発し、問題が解決するまで放課後の教室で議論を繰り返したのもその頃。
原爆投下に心を痛め、広島の平和記念館まで行って、色々調べた挙げ句号泣したのもその頃。
慰安婦問題や南京大虐殺の真実を突き止めようと、文献を漁ったのもその頃。
そして、すべてに「やり遂げた」と自分が感じるまで、諦めなかった。
それだけの気力があった、それが正義だと信じていたから。
善くも悪くも、
若かったから、正義に対して自分のあるべきスタンスを貫き、
悪に対しては過剰に批判を繰り返し、
友情や絆に感動し、そのために死んでもかまわないと思うほどに力を発揮出来たのだ。
(……いや……死んでもかまわんと思うほどに傾倒したのは、恋愛だったかな^^;←ヲイ)
話を元に戻す(笑)。
だから、若さと言うのは善くも悪くも、力となる…と言いたいわけだ。
もしも、地球の国家が全員40代以上の人間だけだったなら、
戦争は回避出来るかもしれない。
だって、みんな諦観持ってるし体力はないし、生活に精一杯だからだ。
国家元首が「戦争するぞ」と言っても、
若い兵力が皆無なら、したくても出来ないんじゃなかろうか。
徴兵制度が出来ても、それに応じない人間を武力で取り締まる活力がなければ
どうにもできない、じゃないか。
戦争に必要なのは、だから
「若さ」なんだと思うのだ。
「若さ」と、それゆえに抱く強い正義感、底の浅い使命感、…ある意味、無分別な。
ヤマトだって、イスカンダルへ行くのが全員沖田さんと同世代だったら。
地球に残してくるのも、全員40代以上だったら。
………やめとこ、って話になるのでは?
滅亡、もういいじゃん、とか。
ガミラスだって、全員ディッツさんくらいだったら、
「……侵略なんてダルイ」ってことにならんかのう?
それより、来月の光熱費どうすんべ?とか。
笑。
なんか、当たり前のこと(つか、くだらないことw)言ってんな…って笑っているかも知れないが、現実はこうじゃないから笑ってなんかいられない。
戦争に利用されたのは、
「若さ」だけじゃない。
若い…ということは、奇麗な心を持っているということであり。
その奇麗さは、与えられた正義を疑わないと言うことでもあり。
かつての日本でも、そうだったように。
「天皇陛下のため」というよりは「家族の暮らす国土を守るため」、
当たり前の正義感、価値観から、日本の若い兵士は戦っていた。
「若さ故の清純な正義感」が、戦争に利用されたのだ。
何を今更?
今の若いコ達は、そんなこと知ってて、もうマンマと利用されたりはしないよ…と?
いやいやいや。
自己の正義感に照らして、正しいと信じたことを貫こうとする若い子は沢山いる。
特に、学力が高くて若い割に思慮深い、分別がありそうな子に、その傾向が強い。
自分に自信を持っているから、間違ったことに敏感で、それを許せないのだ。
声を上げ、動くことに価値観を見いだしているので、自分の行動を疑ったりしない。
そういう若者は、まんまとプロパガンダに利用されやすい…
我々は正しい、間違っていない。
先制攻撃を仕掛けたのは、ガミラスで、地球じゃない。
我々は、無差別攻撃を受け、正当な自己防衛の手段として戦争に踏み切った。
だから、ヤマトの決死の旅は、尊い自己犠牲のもとに成り立つ聖戦なのだ……
そういわれて彼らは旅立った………
なのに、そーじゃなかった時の島のショックたるや。
嗚呼。
ええと。
もっかい謝っとくね。
ごめんなさい。
先だっての、お若い匿名さん……
丁度、あの方がこの典型例なんだと思うんだ……。
あの、
これはおかしい、という自分の感情に正直なあまりに見せた、瞬発力。
しかも、ただ批判するだけの2ちゃんねるノリではなく、
サンドイッチ法と言う、心理作戦も考慮に入れた丁重な文面。
そして、批判と指示ではなく、嘆願と言う方法を持ってのアイ・メッセージ。
自分に自信がなければできないことばかり。
これからの日本を担って活躍する才能のある学生さんだと、ホントに思う。
ただ、それはそのまま、戦争に利用されてしまう特性だと言うことも。
終戦記念日に、
この日が誕生日の誰かさんをついでに想起し。
こんなコトを、ERIはつらつらと考えたのだった………。
つー、駄文でやんした。
読了、お疲れさま。
笑。
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COMMENT
無題
てなわけで、「幻の25話」にでも期待をば…←第7巻上映会では、25話のみ一部カット版だそうで。
追記:「マギ」の10月復活決定(祝)ですけど、TBS名物の前夜祭特番とやらで「2199」1話分(=25話)が吹っ飛ぶのかもyo?危険信号。
Re:無題
……25話がカットされる…のは妥当だったと分かりましたよ……
ええ。
観れば分かります……(^^;)
・・・んでもって・・・リフレイン。
Re:・・・んでもって・・・リフレイン。
駄目でしたね(爆)。
存在がチャラい。
ラストの島の一言がもう、チャラい。
CVの鈴村さんも自覚あるって。インタビューで言ってましたもん(^^;)