忍者ブログ

The Planet of Green  ☆ blog

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前回のつづき。慰安婦なのであればそれでいいのだ


ええと、前回矢面に立たせてしまったので誤解のないように追記しますが。

むらかわさんタタキ、をしたかったわけじゃないのよ〜。

うん、むらかわ2199の女子イラストがいわゆるヤマトの従軍慰安婦なのであれば、それはそれでかまわないのだ。
(まあ、厳密に言えばそれも、だったら読者のための慰安婦ではなくホントにヤマトの戦士達のための慰安婦であるべきであり、敢えて「嬉しそうに読者に向かってヤル」のは間違っている、とかそういうことになるが・笑)。


雪ちゃんの乳首・大陰唇丸分かりなイラストをどう見るか、という問題は、
男性は大げさかと思うかも知れないのだが、慰安所や慰安婦が戦地において必要であったか?という問題ととても似た所にあるのではないかと思うのであるまする。


まあね…
「永遠の0」の宮部さんだって、慰安所の必然性は認めてたのだし(ここで引き合いに出すな〜w)。
ラバウルで往路3時間、戦闘1時間、帰路3時間、の空戦を連日こなしていた零戦のパイロットだったら、もしもこの世の見納めにと慰安を懇願されたら、私も断らないかもしれない、とかは思う(思うんかい!!)。
女子挺身隊、というのはつまりソレをご提供する仕事だと言われれば、まあ……そういう極限下ならせめてもの餞にと応じるかもしれない(おーい・笑)。




なんで不愉快だと思ったのか?というのの原因は、
多分これだ(w)
橋本知事の、例の発言(笑)。

まあ、彼の言う通り強制慰安婦をこしらえてたのは日本軍だけじゃないし
色んな国で女性の人権は蹂躙されていた。鬼畜だったのは日本軍兵士だけじゃない。
だから、日本だけが諸外国にペコペコ謝るのはおかしい、とも思う(危うい発言だな。ここだけピックアップして私を叩かないでくれる?広い目で見よう広い目でw)。
民間か、軍か、強制か非強制か。
そんなことも水掛け論でしかない。



現状は、
いいですか(笑)
2199で雪ちゃんが乳首だの大陰唇だのがまるわかりな格好させられてるってことに集約されるのだよ。
そのことを、イラスト内の彼女は、まるで感じていないってことが問題なのだよ。
そういう風に、作家も思っているし、見ている男性たちも思っているわけだよ。
従軍慰安婦問題を云々することの無意味さは、ここに集約されている、と思わない?

あれ(2199の女子隊員服だの雪ちゃんの乳首だの)を「サービス」と評すること、感じることに、
従軍慰安婦を暗黙に容認している、って意識が漂っているわけだよね。
芸術か、わいせつか、にすり替えることも可能、なのかもしれないが。
慰安婦問題と愛のコリーダ問題(w)とは違う、ってなぜか線引きをしたがるが、
根底はどっちも同じなんじゃあなかろうか。


だから、2199を見ていて、
女子隊員の服やポーズがイヤ、と思うのなら、2199自体観なきゃあいいのだ。
嫌なんだけど、ヤマトだから我慢する。
女性側のそう言う態度も私はおかしいと思う(苦笑)。
何となく曖昧に許している時点で、嫌だとか駄目だとか言う資格は、無いんじゃないかな。
我慢してあの雪ちゃん達を見てる、って時点で、慰安婦とか慰安所はとんでもない愚行で嫌で堪らないけど仕方ない……って言ってるのと同じじゃないかな。
(あわわわ、また危険発言w。ココだけピックアップして私を叩かないでくれる?w広い目で見よう広い目でw)


賠償するかしないか、はまた別問題だから、そっから先は知らん。
政治屋さん達が適当にやればいい。アメリカの思い遣り予算を思いっきり削って、そっちに当てればいいじゃない、とか言い始めるとまた違う方向へ行っちゃうからもうやめるけど。






ERIが結構過激なことを書く理由は、
自分の実体験にも基づいている。

知ってる人は知ってるだろうけど、私は30代の始め頃お水をやっていたんだよ。
スナックのねえちゃん、ね。
まあ、経済的な事情でね、やむなくね。


高い時給は、セクハラを容認するためでもあるわけ。
ただ同じテーブルについてお酒を作ってるだけが仕事じゃない。
酔っぱらいのいやらしい視線を笑顔で受け止める代金。
チークタイムでは好きでもない男と抱き合って踊らなくちゃならない。
「お前の顔見飽きたからあっちと変われ」って言われても、笑顔で答えなきゃならない。
いきなり太もも触られても叩いちゃ駄目、怒っちゃ駄目。
さすがにキャバクラじゃあないから、それ以上はないけど、
お金のために嫌でも我慢する、自分も酔っぱらっちゃえばまあそれほど嫌じゃなくなる、っていうことの積み重ねだった。で、お給料もらえる時には「こんなにもらえるんだ」っていうのが励みになるわけ。他の仕事でコツコツ稼ぐより、ほんのちょっと我慢すればこれだけ大金がもらえるんだもん、って。


従軍慰安婦も、あの精神状態なら私でもやっていけるんじゃあないか。
そう思ったこともある。
現に、風俗で働いてる人を私は軽蔑したりはしない。
でも、こういう「嫌でも自分の性を売らなきゃ生きて行けない」という体験をしていない人は、男女問わず性産業に携わる人を密かに内心軽蔑している。
それがいかん、と思うのだ。
性風俗を軽蔑するとしたら、それに携わる女性を軽蔑するのではなく、経営者を軽蔑するのでもなく、『人間性を無視できる消費者』を軽蔑するべきなのだ。


『人間性を無視できる消費者』=金は持っている、しかし人間性はない屑。


『人間性を無視』……これも、多かれ少なかれヒトにはある程度包含される感情だとは思う……
でも、あからさまにこれを恥とも思わず表に出すのが、本当の屑だ。

強制力のもとで、セックス・スレイブとして扱われた、という元慰安婦がいる。
不幸なことに、それが「人間性を無視出来る消費者」に管理された場合、だ。
これも事実だと思う。

元旦那がAVビデオの制作に関わっていた頃、
AV女優がくだらない演出のせいで体調を崩す、怪我をする、ということが何度かあったそうだ。
本人は嫌がっているのに監督もスタッフも「契約だから」と譲らず、結局撮影後何ヶ月か入院するはめになった、と後で聞いたらしい。

そういうのは、強制力のもとでのセックス・スレイブじゃないのか。
でも、国絡みでなければ、しかも敗戦国でなければなんの罪にも問われない(笑)。
賠償も必要ない、本人への謝罪なんて誰もしない。
そうやって完成されたDVDが市場に出回る。
それを観る人は、そんなことが背景にあったなんて知らない…だから、こういう産業に携わる女は、「人間性を無視してもいいのだ」と無条件に感じる、そう感じていないと観られないでしょ?(笑)違いますか?
よしんば、多少はもしや撮影裏話で一人のAV嬢が心身ともに深く傷ついていたと知った、としても、「それはそんな仕事を選んだその子も悪いよな、不幸だったね」などと何となく思うのではないですかね?

それが、やっぱり「雪ちゃんのイラストの乳首と大陰唇まるわかり」を
サービスと感じる心理、に繋がるんでは?
いまどきのサービスカット、だもんな。
ああいう風に描かれる雪の感情?
二次元じゃん、感情なんかないじゃん。
(これが、AV嬢に抱く「その仕事選んだそいつもそいつ」という感情と果てしなく似ている)
嫌だ、と思ってそれを我慢して見ている女性にも「仕事でやってるのだからそういう人はしょうがない」と思う時点で「人間性に思いが及ばない」というお粗末さがある…

三段論法甚だしい?飛躍過ぎ?

いや〜〜、そうだとは思わないなあ…



ただ、セックス産業が「不必要」だとは私は思わない。
二次元であれ、三次元であれ、その仕事をやろう、という人にもそもそも「人の形をしている」という時点で人間性がある、と考える。
だから、その人間性を無視するようなやり方での性欲の満たし方、には断固反対する。
屑にはなりたくない。


だから……


むらかわ2199の雪ちゃんも、喜んであの格好をしているのではなく、
嫌だけど契約だから仕方ない、と割り切ってしているのだと思ってあげることにする。
作家の人間性の下に我慢して奉仕しているのだと、そう思うことにする。
あの笑顔の下にそう言う葛藤があるんじゃないか、と考えること、そういう作業そのものに「人間性の最後の砦がある」と思うのだ。
そう、だから、そう言う意味で「慰安婦なのであれば、かまわないのだ」。
常に、自分は屑にはなりたくない、と思いながら、アレを見るのであれば……。



拍手[5回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新コメント

[02/29 ERI]
[12/08 くえすちょん]
[11/18 某ましゅ]
[11/18 ERI]
[11/18 某ましゅ]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
ERI@Endorphin
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- The Planet of Green  ☆ blog --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]