このところ、
「体調が悪い話」と
「次男のお受験」の話ばっかりでしたが、体調は、ようは季節病ですわ。花粉症。
5年前に、鼻の粘膜をレーザーで焼く治療を受け、花粉症とおさらばしたのは良いんだけど、その治療の効果が保つのはせいぜい3〜5年、と分かってました。6年目の今年は「もう保たないだろうなあ」と思ってたら、やっぱり保たなかった…ということなんでございます。
薬は「合う・合わない」が激しく、CMで流行の「アレジオ☆」を試してみたら、これが身体にメッチャ合わなかった。倦怠感半端無く、薬が抜け切るまで屍状態でござんした。
お受験に関しては、もうね、前期で決着付いたような物なんで、早稲田が嫌だって言うんじゃもう仕方ないんですわ。肚括ったよカーチャンは(T T;;)
で、17日が卒業式でした。
3年間、思い出いっぱいの楽しい高校生活をアリガトウ。
次男の行ってた高校は、宇宙飛行士の若田さんの出身校ですが、クラスの半数以上は「とりあえず東大受けとけ」みたいなところ。案の定、浪人決定も大勢いて、全員都内の予備校へ通うようなことになっており(笑)
なんだかなあ、浪人生みんなでやれば怖くない、みたいな展開に、
「そんなんでいいのか!」とカーチャンは1人テンパってみたりするけど、なんちゃらの遠吠え。まあ、お茶の水の予備校はこの学校の出身者は色々おまけしてもらえると聞いてちょっとホッ。
私自身はお勉強大嫌いでしたんで、県内でも中程度の高校にしか行ってませんから、いわゆる進学校というのはとても新鮮でした。
プンプン匂う、「ノブレス・オブリージュ」。
チンピラだった男子高校生が、文武両道、「一兎を追うな三兎を追え」と鍛えられて来た挙げ句、次第に気骨のある野郎どもに育って行き(だって、体育行事が全部、軍隊の教練みたいでさ、その上クラスのほとんどが夜10時まで、時には泊まり込んで学校で自習してるのが当たり前なんだよ…)。
ついには、「世界のどこかを担う男になれ」って言われて卒業よ。
古代と島が通ってた訓練学校みたいなとこ、って言ったら多分近いんじゃないかな。
卒アル見てると、ほとんどの子が腹筋シックスパックだしな… 次男も奇麗に割れてますし。
あいつらなら戦争、できるんじゃないかな、頭脳はあるし体力半端ないし(問題発言)
実は内心、進学校、と言われる所には反感を持っていた私なのですが、なんだかんだ言って、人間は「頑張ればある程度のことは可能にしてしまう」んだな、というのを目の当たりにして、ちょっと考えが変わりました。
部活で全力で夕方まで走り回っても、その後何時間も勉強出来るものなんだ、とか。
絶対無理だと思いながら見ていたら、乗り越えちゃった体験がちょくちょくあるとか。
それを毎日、次男に目の前で見せてもらっていたような気がします。
変な話、保護者の質も違うしね…(私自身は校風になじめないチンピラですケド今もw)
式典中に保護者が私語をしない、携帯が鳴らない。
当たり前のことかもしれないけど、これ、やっぱりレベルの低い学校だと、やらかす保護者が本当に多いんです(レベルの低いガッコも知ってるので分かるw)。
PTAの率先率もミョーに高くて、テキパキしてて、男性の参加率が高い。しかも、母親のほとんどがフルタイム勤務者で中間管理職だったりする。
朱に交われば赤くなる、とは良く言ったもので、
できない〜〜、って座り込むのが常態化していると結局、みんなしてやらないんです。
でも反対に、できる、って思えばできるものなんだ、ってみんなが思っていると、もの凄く高度なことも出来ちゃう。
成績がいい、っていうのは、単に点数がいい、っていうことじゃなくて、そういう「不可能を可能にする体験」の積み重ねなんだなあ、って、次男の3年間を見ていて実感しました。
卒業式のあと、
生徒たちが校門前広場に全員集まって、応援団を中心に、檄を飛ばしあっていました。
最後は、ほぼ全員が肩を組み合い、応援団の太鼓に合わせて涙目になりながら
校歌を熱唱してました。
次男も、卒業するのが寂しい、とか本気で言います…
あの学校の校章のついた学ランを、勉強嫌いの三男に譲るのはもったいない、とまで。
(しかもあっこのガッコには、何かを攻略するともらえる徽章が色々あるんです。それを軍人の撃墜マークみたいに襟元にいくつもくっつけるのがカッコいいとされていて、次男の襟元にもなんだかわからん撃墜マークが4つくらい付いてます。誰でも手に入れられるものじゃないので、目に見えるステータスとして大人気。男の子のハートを上手く掴んでんな〜と思ったことでもありますw)
しかし愛校心などというものには、絶対無縁のヤツだと思っていたのに。
次男の過ごした高校3年間は「不可能を可能にする体験の積み重ねだった」と思えば…確かに、卒業を寂しく思う気持ちは分からなくはありません。
ものすごく苦労して攻略したゲームが、終ってしまうような気持ちに近いのかも(笑)
訓練学校を卒業し、これから前人未到の旅に出るヤマトクルーのごとく?
これからが本番、と思わせる卒業式でした。
式辞で語られた学校長の話の中で
気に入ったものが一つ。
同じ風を受けて、ある船は東へ、ある船は西へ進む。
順逆の理を乗り越えろ。
順風満帆ばかりではないのが人生、いつでも追い風が吹くわけじゃないけれど、
逆風を利用しても船は前へ進むことが出来るのだから。
いい話じゃありませんか。
波動エンジンや波動防壁もあるでよ。
…とは校長は言ってないけどw。
いざという時は、親がエンジンになってチートだろうが助けてやろう。
この3年間、そうやってそばで見守っていたことも思い出され。
トシのせいもありますが、うっかり涙が零れました……
3年間、よく頑張りました。
次男よ、成長の奇跡を見せてくれて、ホントにありがとう。
※あれ?
長男三男は放置?
っつか、彼らは前日の日記で
アホ面可愛い姿をさらしておりますが、え?
私にとっては頼もしい長男と可愛い三男ですよ。
なんかおバカな感じがそこはかとなく漂ってますが…え? 差別なんかしてないよ?
え?
え?
(^^;)
………ええと…
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