会社の帰りがけに、ちょいと時間が出来たもんですから。
利用駅の反対口にある映画館へふらふらと……
いや、違うの見ようと思ってたんだけども(笑)
009、また観ちゃった^^;
あはは。
難解難解と自分でも言ってましたが、
2度目に観たら、そうでもなかったことにちょっと驚愕。
……なんだ。
そんなに唐突な感じしないじゃん。
なんで?(w)
初回は多分、予備知識なしで観た…というのも大きいのかもしれません。
まあ、でも………^^;
私みたいな原作の古いファンですら2度目で納得、ってくらいなんだから、
初めて009という作品に触れる人は、やっぱし「は?」で終わるんだろうかなあ。
平日の昼間だというのに、ヤマト観に行った時より人が入ってて嬉しかった、というのはさておき。
やっぱり、終了後「……なんかわかんなかった」と言ってる人が数名おられました(笑)。
さて、ERIは初回も終盤でマジ泣きしたんですけど、
今度は川井さんのサントラ聴いてから行ったからね、もう相乗効果でさらに終盤画面が滲むったら(苦笑)。
そして、メガネかけてますからね、映画の時は。
涙が 拭けないんですようまく。
っつことは、涙がダラダラだらだら、ってことになっちゃってもう。
009は、珍しく主人公のジョーに惚れて読み始め(小学5年生だったかな。ヤマトとほぼ同時期w)、 かといって、彼がフランソワーズとくっつくのはさほど嫌でもなく、 他の00ナンバーたちもそこそこに好きだった…という、珍しく特定のキャラ萌えがない状態でのファンでした。
(ヤマトは完璧にキャラ萌えだったw だって、SFとしてはお粗末だ、っていうのと、メカにしろなんにしろ設定が色々いい加減だったんだもん〜〜〜^^;)
人物設定も当時としては珍しくてねえ。
キャラの国際色が豊かで、しかも各々が祖国ではつまはじきに遭ってるにも関わらず、それでも切ないほどの愛国心を持っていることに驚いたりしてました。
当時のヒーローものって、 なぜかウルトラマンも仮面ライダーも、(いや、スーパーマンとかのアメリカンヒーローたちもw)自国民だけで構成されてたですよね。(…平成のウルトラマンとかは、基地に外国人スタッフもいましたけどねw あくまでも昭和のヒーローもの、って意味ね)
ヤマトもそうでしょ。艦内日本人だけ、というよく考えてみりゃ笑えるお約束。
そこに、例えば四角四面なドイツ人をあざ笑う自由主義のアメリカ人だの、ともに芸術の国と言われるイギリスとフランスは役者とバレリーナ。貧困に喘ぐ(当時)中国とアフリカ…… ジョーの思想がノンポリなのは、彼が高度成長期の日本社会の底辺を這う孤児(父は国籍不明、母は病死)だからで。
そんなお国柄がキーになるエピソードが009のストーリーの元々の魅力でもあった。
今回の映画にもそれが(ジェットとジョー、アメリカと日本だけ…に絞られるけど)色濃く出されてますからね ……って、ああ、また懐古趣味になっとる(w)。
そうじゃないんだよ、そうじゃ。
今回は小難しいことは抜きw。
…………隣に座ったおぢさんがねえ。
いちいち、呟くんですよ……。
解説みたいなことを(爆)。
でも、私には解ってるんで、「ね、しゃべんないでくんない?」って、段々苛ついて来たわけ。
ところが009と004と003が乗っ取った駆逐艦から迎撃ミサイルを発射するあたりから、おぢさん静かになったのね。
ここからがクライマックスだから、良かった〜、って思って画面に集中してたら。
「一基打ちもらしたわ!」ってフランソワーズが叫んだあたりからまた……
最後のテレポーテーションでミサイルに挑むジョーに、キスで別れを告げるフランソワーズのシーンで、ぐしゅぐしゅが大きくなり……^^;
画面にはミサイルに接近する未確認物体。
「!!」と顔を見合わせるハインリヒとフランソワーズ…、
宇宙空間で、ジェットの足の噴射口がオーバーヒートして流れ星みたいに砕け散って行くのを観て、おぢさん、ついに嗚咽。
ジョーが「神よ!」って絶叫する頃には、おぢさん、もう滂沱の鼻水。
ええ、はい。
私も涙が拭けなくて困ってましたけどね!
そんなに大げさに洟すすって、泣かなくたって。
上映後、よっぽどそのおぢさんは009のファンだったのだな、って分かって(笑)、
「ともに語り合おうか!」って気分になったんだけども(^^;)止めときました(爆)。
いやあ、ヤマトでもあんなに号泣してる人を見たことがなかったんで、いや〜〜……
もらい泣きしました(って、おい)^^;。
[4回]