んもう、出来の悪い二次創作ねっ!!
……と2202をボロクソに貶してますERIですミナサマコンバンハ。
(たまーに製作のどなたかがココ見てるようですが、そんなこと気にしちゃいません。遠慮なく見るがよい苦しゅう無い……フハハハ…)←バチアタリ
前回の戯れ言は、何日かして見直すと「はひ?」なこと書いてるなあと自分で突っ込みそうになりますが、後悔はしてないので書き直しません(キッパリ)。
これも「愛」ゆえ……
偉大なるERIさまの、大いなる愛ゆえのお仕置きなのです……
(誰だおまいはドクロベーか)
んーでも、
(大体、あの雪ちゃんダイブの回って何話?9?それすらもよく分かってない始末w)
ただ。
あのお話をぶっ込んだおかげで、
2202のラストは、例の「さらば」的「古代の特攻」には出来なくなくなりそうですな。
また戯れ言暴言三昧です。
さらに強化してますしネタバレしてます。
ご注意を。
「つづき」へ。
[16回]
ええと…
その前に、ちょっと教えて頂きたいのですが…
雪さん独りが(「古代にバカな決定をさせないため」というオカシナ正義感で身投げして)生き延びた、例のエピソードでありますが…(そうだよね?雪さんてば身投げしたおかげで助かってるよね?…結果的に「まんまと逃げた
助かった」形になるよね、雪ちゃん一人だけが?)
それ以前に、雪ちゃんがヘルメットを取ったのは、
シェトラバーゼの『大気圏内』、で合ってますか?
でないとメット取った時点で死んじゃうもんね?
で。
宇宙戦艦ヤマト2202 のラストについて。
「古代の特攻」という「さらば」と同じ終り方は、
これでもう出来なくなりました。とERIは思うのであります。
説明しよう!
「さらば」の古代は、もちろん説教臭くて糞真面目で、まるで旧日本軍の兵士のようでした。でも、あの映画のお話の筋としては、ブレが無かった。
Part1ではただただ破天荒だった少年の古代進が、
「さらば」では昭和初期の二十歳の兵士には良くあったであろう、責任感や使命感を抱いて、「自分の命を持って他の何かが救えるのなら」と特攻した……
そう、コダイススムがブレてないんですよ。
それは多分に、「分かりやすさ」を重視したシナリオと、当時の製作陣が持っていた「高度なストーリーテラー」としての能力、それらが結集し生み出した展開だったから。
(なんつーかさあ…… ベタ褒めしてるようだけど、実際やっぱり、西崎Pにしろ脚本の某氏にしろ作画にしろ、ホントレベル高いんだよ。声優の技量も今とは段違い。金儲けありきの製作じゃないからね。みんな、アニメ作って何を得たいか、っていうと、お金じゃなくて夢を叶えたい、が目的だったからね……レベルの高さも質も全然違うの、今とはね)
ヤマト2ではお金儲けにだんだん走り始めたから(笑)
シナリオも「はひ?」な展開が所々にあったりするけど(場面転換と時系列がメチャクチャとかね、良くあったよね…)
古代の、最後の特攻を思いつくまでのシナリオは良く書けていた、とERI は感じた。
「さらば」の古代はもう「特攻ありき」のプロットでもって演技させられていたけど、「2」の古代はどうしたらいいんだ、どうしたら、と考えた末に「そうだ、俺がヤマトで特攻すれば」と場当たり的に思いつくの。
「さらば」では雪は死んじゃうし、ヤマトはズタボロだから、沖田さんの亡霊にそそのかされて(おい)もうそれしかない、ってなるけど、
「2」では雪は生きてて、古代が自分でなんとかしなくちゃ、と決定する。
いずれにしても、
古代進と言う漢にとっての「大事なもの」は何なのか、という点が、ブレていなかったのよ。
「Part1」から「さらば」「2」の古代は、
「宇宙の平和なくしては、地球の平和はない」というのがポリシーでしょ?
そこに「雪」が割り込むスキは、なかった。
だからこそ、例の『特攻』が成り立った、と言える、って思いません?
ところが、2202の古代進。
純愛編で、カレは何をしましたか?
雪を守るためだったら、何もかも投げ捨てる。
波動砲を撃つか撃たないか、で犠牲が出た事をクヨクヨしてたくせに、次の回ではもっととんでもない犠牲(民間人の犠牲だよ?)を出しちゃう。
その上、いきなり全部放り投げて「ゆーきーー!!」って自殺行為に走る、
それが2202の古代クンです。
10話そこそこで、「地球の平和も宇宙の平和もヤマトも任務ももうシラネ」(あの局面で生還不可能そうなところへ突っ込んで行く、っていうのはもうそうとしか思えない)、
そんで「ゆーきーーーーー!!」に走ってんのよ?
本来なら、多大な民間人の犠牲を出した上、仲間の手を患わせて自分たちだけが救助された(=生き延びた)事実は、古代と雪に取っては「後悔してもしきれない汚点」になってしかるべき。いや、ストーリー自体が、あの事件をきっかけに転覆してもおかしくない。
古代自身、「特攻」を言い出せる立場にはもう居られないと思うべきだし、いっそあの時点で「もう自分には軍にいる資格がない」と雪共々ヤマトを降りてもおかしくない。いやむしろ、古代と雪がそうしない理由が分からない…
あれだけの犠牲が出たのを知りながら、結果的におめおめと自分たちだけが生き延びて、それでのうのうとヤマトに居られる理由が、私には分からない(昭和のアニメなら許されるご都合主義だが、今時はこういうの駄目なんだよ…そこだけなんでショウワなんだよ…んもう…)。
どう、この違い。
はっきり言って、あのエピソードをぶっ込んだ理由が、ERIにはさっぱり分からない。
蛍も分からんが、あれはもっといただけない。
「特攻はありませんよ」という伏線…暗喩なのかな?
なら、多少は分かる。
けど、これでもし、古代が最後にしかつめらしく「もうヤマトで突っ込むしかない」的な事言い出したら、お仕置きじゃ済まないよ??
テメー何言ってんだ、序盤でヤマトより地球より何より「ゆきーー!!」って命捨てて女に走ったろうが!てなるよ??
ブレるのもいい加減にしろよ?ってなるよ????
(はっ!古代が記憶喪失になる、ってんなら成立する!いやだもう〜〜、そんな安易な…チッ)
しかも、ナゾな伏線ちりばめ過ぎてて、回収はまたしても見込めそうもない…
雪の記憶はどうなるんだか。
あれもアケーリアスの遺跡に絡めるつもりかな?
時間をフォールド?雪の出生の謎は時間と次元を歪めることで解決?そんな安易??
ガミラス側にもおかしな宗教団体が出て来てるしね……宇宙信教絡みの摩訶不思議な展開で誤摩化す??
ああ、ヤダヤダ。
ホンット脚本が下手くそ……
この、「伏線の回収」というのもね、
あんまりなロングスパンでやるのは「ヘタクソな話作り」なんだよ?
スカッとする例で代表的なのは古くは「水戸黄門」や、あだち充のマンガ。
お約束な展開にきちんと持って行くよ、というのを小出しに匂わせながら、気持ちよくそこへ着地してみせる。あっさりしすぎず、適度に焦らす、そんで視聴者が期待したタイミングでスパッと着地。
それが伏線作りの技量ってもんじゃあないの?
そこへいくと、もう2199〜2202の伏線の据え方はダラダラしすぎの、枝葉分かれ過ぎ。
もうすでに気分悪いよ……
やっぱり、「分かりやすさ」というのは何に対しても必要な事だよね。
「安易」ということじゃなく、奇麗に納得の行く伏線の回収、という意味でのね。
あとは、視聴者の(最大公約数的な)経験や体験に共鳴するような演出ね。
最近のラノベや深夜アニメの悪いところは、そういう「共感性の低い題材や世界観」だったりする。見事に2202も、その罠にはまっていると言える。
人間としての「生活してる感」に共感出来ないキャラクター、
自分の経験則に照らした時に「はれ?」と戸惑うような脚本。
そうそう、それ。
まさに「独り善がり」で終っちゃってるのよ……2202は。
分かるヤツだけついて来い、なんてのはね、出来の悪い同人誌にしか許されないのよ?
視聴者が、まるで自分がその世界に入り込んだように感じる、それを(本来なら誰も行ったことのない世界であるはずの)SFという舞台上でやってのける、それが「上手なお話作り」なんだってこと、今一度、児童文学からでも読み込んで、勉強して頂きたい、って思うわ。
あーあ。
ヤマトをさ…
神山健治か庵野秀明にやって欲しかったなあ………
(ひー、最大の暴言)
…庵野秀明があれほどヤマトのファンだったのに手を出さなかった理由がね…これで分かるでしょ…ってなもんよ…ヤマトのリメイクっていうのはね…火中の栗を拾うどころじゃないのよ…ゴジラの口ん中の備中炭を拾うくらいなもんなんよ……(なんだその例え)
追記:
あっ、拍手にコメント下さったYさま。
アテクシも哲学はさっぱりです。
「愛」とか言ってりゃなんか深いだろ、って感じがしたのが、
チョト気に食わなかっただけであります(^^;)
どうせならサブタイを「愛・おぼえていますか」にすりゃ良かったのに…
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