小難しいことをヤマトで考える……のは、二次創作作家の悪い癖ではございますが(笑)……
しかも、結論が出てるかと言うと、まったくそんなこともないわけでして。
なのに、なぜか勝手に分析してみたいと思ってしまうのは、
…やっぱり、二次創作だから……なのでありましょうか?
あ。
2199は「良くできた二次創作」で
2202は「出来の悪い二次創作」って、ことここに及んで思ってるERIでアリマスー!(こら!)
読んでも得しない戯れ言ですし普段に輪をかけた暴言ばっかなので、
以下は「つづき」に放り込んでおきますネ。
読むともしかしたら目が腐るので、ご注意をば〜〜〜〜(^^;)
[11回]
「愛とはなんぞ」。
そもそも、日本には「愛」という概念は無かった。らしいね。
キリスト教が入って来てから湧いたものらしい。
良く知られたところでは、
愛には4つくらいカテゴリがあるようです。
エロス/アガペー/フィリア/ストルゲー(なんかの呪文ではないヨw)
エロスはエロ(おい)、
アガペーは所謂キリストの人類に対する愛、神の愛。
フィリアとかストルゲーはあんまり聞かないが、
ようは「隣人愛、家族愛」というやつ。
ではさて、
2202でズォーダー言うところの「愛」とは一体どれに当たるのか。
まだ中盤だから、2202の脚本で言いたいことはようわからん。
けど、過去作品と比較して言えることは。
映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」における「愛」は「特攻精神(葉隠)」?
けど結局家族のために特攻した(日本軍の兵士)たちな訳だから、平たく分類すりゃフィリアに入る。
「ヤマト2」においての「愛」も結局、テレサの地球人類に対するフィリアだったんではないか(「2」のテレサは島を助けたかったから、という動機で地球人類をついでに救っているだけ。島が動機だとしてもエロスとは思い難いし、アガペーというには対象がピンポイントすぎる)。
しかし思うに。
2202はそれらとは多分違う。
2202のズォーダーが求めているのは、
なんとなく…だけれども「自己愛」に近いんじゃないだろうか…
つか。
『翻訳機が故障してるんじゃないか?』というサブちゃんのセリフ。
実はあそこですでに、2202の根幹を突く伏線が露出している……んじゃ無かろうか(笑)
ズォーダーが「愛」「愛」言ってるが、
●ガトランティス星人には雌雄が無い
●終盤に出て来た母子の映像
●「また繰り返すのか」というズォーダーのつぶやき
●「執念」という言葉を持たない、という台詞
●古代に対してなにか執着を見せている点(女関係をなんか察知してるらしい点?)
これらを推していくと、あのオッサンは「愛を探してる」だけ、って気がする。
……愛を知らない、可哀想な銀河の覇者?ってところ?
デスラーを助けてみたのも、デスラーがスターシアに対して自分の理解出来ない「愛」を抱いているから……なのかも。
だから、古代と雪の関係はズォ―ダーから見たら「ハテナ?」な代物なのだろう。
(にしても、それをどうして宇宙の果てから嗅ぎ付けてきて、試すように嫌がらせして来るのか、そこが分かりません、大帝!!)笑
まあ、真偽は話が進めば分かって来るので置いといて。
「愛とはなんぞ」といえば…今回のサブタイは「純愛編」。
8話?かなんかの、ガミラス人の人間爆弾のエピだけど……
あれについて「泣けた」という感想がちらほらあるようだが、ERI的には
昭和のお涙頂戴的な浅い設定に気が散って、感情移入出来なくてガッカリだった。
(そうなのよ、設定もなんも、昭和の子どもアニメなお話なのよ…2202!)
百歩譲って、古代がズォーダーに取り憑かれた天馬博士から得た人間爆弾の情報が真実だとしても、そこで考えるべきは「3隻のうちどれを選ぶか」ではなくて「どれだけの人間を救うか」でなくてはならないはず……一隻しか選べないなら、黙って雪の乗ってる船を選ぶしかないじゃんか。
結果的に一隻しか救えないなら、なにを悩む必要があったのか。
「いや、雪が乗ってるから」という理由で他の人を切り捨てられない、と迷った古代くんは健気?
いや、違うでしょう……結果的に古代が選ばなかったおかげで3隻全部が被害を被ったでしょ?あそこで古代が「選ばない」とか言い出したのも雪が「選ばせない」と言って身投げしたのも、無駄!だったでしょ?
あの二人の行動は、「愛」じゃないよ?ただの判断ミスだよ?
あれを「愛」とか言ったら張っ倒すわよ、バカバカしい!
……んもう、今回は脚本、
おハナシ作りがホンット、ヘタ!!!
ああいうね、走れメロス的な話に持って行くのなら、
もっと練らなきゃ納得いかないよ。
昭和のアニメじゃないんだからさ!
「選ばない」「選ばせない」とか二人でアホなこと抜かした結果が3隻全部の犠牲。
選ばなかった古代は、雪まで命の危険に晒して。
雪は雪で古代に「選ばせない」ために身投げしたようだけど、はっきり言って無駄。
挙げ句、古代は任務放り出して身投げした雪を追ってミョーな次元の隙間に落ち込み(ほとんど自殺だよね?)=「もういいや、どうなっても」みたいな意思表示、ミンメイを助けるヒカルほどの技量も無し。
しかも、それをてんてこ舞い中のヤマトの皆さんが必死こいて救うと言うハテナな展開…
古代と雪の失策をカバーすることもなく、イチかバチかの昭和アニメっぽいトライアルで救出!………
(大体ね、あんな失策やらかしてたら、救助後、降格だよ。艦長代理どころか2階級くらい降格で第一艦橋勤務はクビだし営倉入りだよ)
………あのエピソード全体で、結局何を描きたかったのかというと
たぶん…
最後の、そう、来場者に配ってた古代と雪の抱き合う作画、のシーンだけなんじゃね?
「結婚してくれ」
「もう、何度言わせるの」
それだけだったんじゃないかーい!!!
あれが「純愛」なんかーーーーい!!!
ぜんっぜん、感動出来んかった…
必然性の無いシナリオに、バカすぎる古代と雪の行動。
あんなんで感動するわけあるかいボケーーー!!!
泣くぞ、お粗末過ぎて…!
まあ、あとはあの変な壁画ね。
あれが伏線になってる程度だよね……あの回。
んもう〜〜〜…………。
もうちょっと練られた、大人の鑑賞に耐えうるシナリオ書きなさいよ〜〜誰よ脚本!!
あのエピを「純愛」とか思えんでしょう、色々モヤモヤ残りすぎて〜〜〜〜(泣)!!
ハテナな展開で勝手に盛り上がって、視聴者置いてきぼりって……下手過ぎでしょ!!
あれこれ暴言吐きましたが後悔はしとらん。
だって下手だもの、あの話。
感動呼ばないもん、あんなじゃ。
頼むよー、第4章はもうちょっと精進してよね、2202製作陣!
お金払って観にきてるファンに、どうか「愛を」!!
(……まさか、島にテレサが懸想、って展開にだけはしないでくれよ……なんなら上の暴言全部撤回してもイイからさあ…
)←ミも蓋もナイ
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