「009 RE:CYBORG」の音楽を担当してる、川井憲次さん。
いやあ…… 実は(笑)。
この方の映画音楽、どうにもツボなんですよねえ(^^)。
他のアニメシリーズの劇伴もなさってるのですが、
私としては、実写版の映画で川井憲次作品に出会うことが多かった。
今までに劇場で出会って惚れたのは、
「デスノート」のスピンオフ映画「L Change the world」。
それから、「GANTZ」シリーズ。
実はどっちも惚れ込んで(w)サントラ買うほどです(笑)。
すいません。
009のサントラも買っちゃいました(爆)
ヤマトの音楽はもう文句なしにサイコウですが、
ただしロックな感じになると、私的には「生温い」んだよな(ひえ〜〜〜すいませんすいませんw)
っていうか、そもそもジャンルが違うんですから比べちゃいけません。
作曲家のご年齢も関係してるのでしょうけど…ロックの種類がそもそも違うわけだし。
川井憲次さんの音楽は、彼自らが「無粋なくらいの大音響で聴いてください」と勧めるような
楽曲が多い……もう、モロに中2病っぽいバトルアクションものにうってつけの曲ばっかりなんですな。
オーケストラも使うし、コーラスも使う。
だけど、すごく攻撃的。
ドラムやベースやキーボードによるデジタルな音使い、がハードでかっこイイ。
モロに中2っぽいバトルアクションかと思えば、すごく情緒的な曲も上手で、
そのギャップにいつも泣かされる。
しかも。
メインテーマを必ずラストのエンドロールのとこに持ってくるんですよね〜〜。
もちろん、そのメインテーマが一番カッコ良くて、一番印象に残る曲なんですが、
劇中にはほとんど使わないんですよ………。
あの順序立てにはいつも「やられた〜!!」って思うんだよなあ(笑)。
今回の009の音楽は、なんかどっかの民族音楽をミックスして「神っぽく」してるらしいですが、それはそれで実験的でいいんじゃない?って言う程度。
聞いててやっぱ、川井節キモチイイ〜!って思うのは、
脳震盪起こしそうなベースとドラムのビートです。
だから、ヘッドホンで聞いてると耳がおかしくなっちゃうくらいの大音響で聴くと快感なのよ〜。
(宮川先生は絶対やらないよね、それw。でも、スキなんだなあw)
それと、今回特徴的なのはエレキギターでしたね〜。
いつもの川井節に、エレキのチャカチャカした感じがすごくはまってた!
まあ、サントラにしてしまうと、「これ、何秒かでいいんじゃない?」っていうくらい単調な曲もあるんだけど……(これも川井さんの特徴w^^;)
失礼なこと言ってしまうと、他の映画の曲とすげ替えても分からないかも、って言うようなのも毎回あるけど、今回はそうでもなかったな。
多分、例のエレキが奏功してたからでありましょう。
素晴らしい劇伴の条件っていうのは、
メインテーマとクライマックスが相乗的にかつ克明に記憶に刻まれること、だと思うんだけど、
最後に流されたメインテーマの主旋律の一部は、ジェットとジョーが元通りの友情を取り戻した瞬間の非情な別れ…を暗示。
画面には黒いバックに白文字のエンドロールしか映っていないのに、
そのシーンがバーンと蘇ってくるように計算されている。
なんか、音楽に関しては
「川井さんか…… ああ、きっとやられる」って思った通り、だった。
やられました。
今、聴いてます……
くううっ、カッコイイッ!!!
022. RE: CYBORG(メインテーマ)4:38
(SOUND OF 009 RE: CYBORG 川井憲次)
[3回]
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COMMENT
No Title
Re:No Title
押井守監督とのコラボ、攻殻機動隊。スカイ・クロラとかもそうだっけ?
結構気がつくと、あれもこれも川井さんだったりします(w)。
No Title
1989年製造のサントラCD、未だ、再生可能…。
Re:No Title
パトレイバーは、テレビシリーズの方だよね。……そういや、めぞん一刻の音楽もなさってたよーな気が。
No Title
Re:No Title
そうでした。精霊の守り人、川井さんですねえ。
ガンダム00もそうですし、東のエデンもそうでした。
梅ちゃん先生、も手がけてるですよ。
うーん、スキだなあ〜〜〜^^♪
・・・泥沼、発掘。
先日、ん十年ぶりに帰った実家にて、1990年ものの、Op&Ed入りCD、発掘してました・・・川井さんによるグリフォンのテーマつき(呆)
VPCG-83201_(P)1990.12_VAP。