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The Planet of Green  ☆ blog

   
カテゴリー「独り言的なモノ」の記事一覧

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書きかけの話

先日の、毒吐き記事は、さる方の勧めもありまして削除しちゃいました…
まあ、困るよねえ、あんなの読まされたってさ(笑)。
失礼しました〜〜。



**********



さて。
実は、100%オリジナルなのですが、事情があって絵本のためのお話を書いていました。
書きかけだったんですが、載せようと思います。


あ、っと、これ、以前にも同じようなこと呟いたことがあるんですが…

ERIが、前触れもなくストーリーを書くと、なぜかそれが現実になることがある。
何かのシグナルを受け取って、無意識に書いている…のだとしか思えないんだけど、
自分ではまったく何も考えてない……
なんだか、それを薄々感じ取るようになってからは、
思い浮かんだことが「悪い出来事」だった場合は絶対に文章にはしません。

でも、……今回はそうは思わなかったので、書いていたんですよねえ。


以下が、そのお話です……




******



『フミさんとアキちゃん』  


 フミさんは、アキちゃんとミサちゃんのおばあちゃん。   
アキちゃんは5つ。
ミサちゃんはやっと2つになったばかり。  

 働いているママの代わりに、フミさんが2人のご飯を作ります。  
 一緒にお買い物に行って、好きなおやつを買って帰ります。
 
 働いているパパの代わりに、一緒にお風呂に入ります。
 一緒に公園に行って、ブランコを押してあげたり砂場で遊んだりします。  

 アキちゃんは、それは元気で、おばあちゃんのフミさんは時々ついて行けなくなってしまうこともあります…… 
 でも、そんなときフミさんはいつも、言うのでした。

「あれあれ、大したこと…。でも、元気がなにより一番よ」  



 その日、フミさんはお友達とデパートへ出かけました。  
 帰り際。  
 色とりどりのぬいぐるみが並ぶ、おもちゃ屋さんの店先に、ピンクのクマと黄色いクマが、ちょこんと座っているのを見て。

「あら…まるでアキちゃんとミサちゃんみたい」    

 黄色や青が似合う元気なアキちゃん、ピンク色が似合う、色の白いミサちゃん。  
 そこでフミさんは、黄色いクマを元気なアキちゃんに、ピンクのクマを大人しいミサちゃんにと、それぞれ包んでもらって家に連れて帰りました。



「おばあちゃん、なに買って来たの?」  
 幼稚園のバスから飛び降りて来たアキちゃんは、フミさんの手に抱えられた包みを見て、顔をぱっと光らせました。

「クマちゃん、アキちゃんのもあるよ」  
ピンクのクマを抱っこしたミサちゃんが顔を出しました。
「わあ!!可愛い!!」
「さあさあ、手を洗っていらっしゃい。おやつはお芋だよ。シュークリームもあるからね…」  


 幼稚園の制服とカバンを部屋に放り投げると、アキちゃんはおやつも食べずに包みを開けました。
「クマちゃん、クマちゃん、アキのクマちゃん…♪」  

 そう、アキちゃんは、リカちゃんよりも動物のぬいぐるみが好きなんです。  
 フミさんは、アキちゃんの喜ぶ様子にすっかり嬉しくなりました。
 ミサちゃんが持っているのとは色が違うけれど、2匹のクマちゃんたちはとっても可愛い顔をしているんですから。
 そう、まるで…アキちゃんとミサちゃんみたいにね。


「あれ…」  
 歌うようなアキちゃんの声が、急に止まりました。  

 アキちゃんは、振り返っておやつのお芋を食べているミサちゃんを見ました。

 ミサちゃんの椅子には、ピンクのクマが座っています。

「……こんなの、いらない」
「えっ?」
 アキちゃんのお芋をお皿に乗せていたフミさんは、びっくりして聞き返しました。

「こんなの、いらない!!」

「アキちゃん」

 口をへの字に曲げたと思うと、アキちゃんは黄色いクマの耳を掴んで、投げつけました。
 クマは勢い良く転がっていって、ミサちゃんの足がぶらぶらしているテーブルの下に飛び込み、フミさんの履いていたスリッパにこつんとぶつかりました。
「アキちゃん…」
 おもちゃ屋さんの店先に誇らしげに座っていた黄色いクマは、放り投げられて惨めな様子。

(あっ……)

 アキちゃんは、黒いボタンの目が悲しそうにこっちを見返しているのに気がつきました。


 ああ、わるいこと、しちゃった。


 アキちゃんがそう思ったとたん、黄色いクマをフミさんが拾い上げました。
「そうかい、これは、嫌いなの」
「……おばあちゃん」

 悲しげなクマちゃんの、黒いボタンの目は、フミさんの目に瓜二つ。
 

 だって、ピンクが欲しかったんだもん。
 ピンクのクマちゃんが良かったんだもん。
 お洋服も、ほんとはアキ、ピンクがいいの。だけど、ママが……

 アキちゃんは、心の中でそう呟きながら、黙って下を向いていました。
 唇はへの字に曲げていました。
 怒られる、と思ったのに、おばあちゃんは怒りません。

 拾い上げた黄色いクマについた埃をさっさっと手で払って、フミさんは言いました。
「………ピンクが良かったんだね?……ごめんねえ。おばあちゃん、気がついてやれなくて」 「…………」

 への字に曲がった唇は、言うことをききません。
 アキちゃんはそのまま、ぷい、とフミさんに背中を向けました。

 ごめんなさい、も、ありがとう、も言えない自分がとても嫌だったのと、なによりも。

 悲しそうなクマの目が、おばあちゃんの目にそっくりだったからです……





***********



書いてあったのは、ここまで。
書き上げてはいません。


実は、フミさん、というのは私の父方の祖母です。
アキちゃん、が私。
ミサちゃんが、妹で、この出来事は本当にあったことです。


このことがあってから、私は 「誰かに頂いたものが、例え自分の気に入らなかったりもう持っている物だったりしても、感謝の気持ちは絶対に忘れまい」と思うようになったんですよねえ。
5歳の時でした。

フミさんは、怒らず、苛つかず、いつも優しいおばあちゃんでした。

父と母が離婚してから、もうかれこれ20年以上会っていなかったんですが、
もう98にもなるし、認知症にもなっていて、そろそろ会いに行かないと二度と会えないかも知れない……と思いながら、その機を逸し続けていて。

秋頃、叔母から「もう随分弱ってしまって、ついに病院に入ったよ」と知らされていて……

それでも忙しくて、つい、来月来月、と先延ばしにしていたんです。
先月ようやっと、 12月に入ったら会いに行こう、…と
末っ子のキョースケ艦長と約束したところでした。
彼に取っては、ひいおばあちゃんですからね。



でも…… 今朝、叔母から電話があって。
「亡くなったよ」と。





………間にあわなかったなあ。







なぜ、私はこのお話を唐突に書き始めたんでしょうか。
おばあちゃんからの、伝言だったんでしょうか………?
私は、優しい子じゃなかったね。
ずっと会いにも行かなくて、ごめんなさい……


このお話は、どうやって完成させようか悩みながら、そのままにしていました。
今も、どうしたら書き上げられるのかよく解らないけど…

おばあちゃんが、最後にもうひとつ何かを教えてあげようと、
私のために何か残そうと、
…そう思ってくれたのかなあ、なんてことも、思うのです……


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色々居る

我が家は、築30年を超える木造家屋であります。

祖父の懇意にしていた大工さんが隅々まで丁寧に手作りしたという(しかし、当時思春期だった私にとってはどこもかしこも砂壁の純和風なインテリアと、外側はとことん値切ったスレート葺きの屋根なんかがイヤでしょうがなかったというw)家だけあって、確かに丈夫。


ただ…… それだけに、住人もハンパないのであります。


まず、白ヤモリ。

これは代替わりして今は小さいのが時たま月夜にガラス窓の向こうでチョロチョロしています。
私の学生時代には、それの何倍も大きいヌシみたいなのが居ました(笑)。


ナメクジ。

この寒いのに、まだ居ます。
庭の濡れ縁と、お風呂場に出没(笑)。


スズメ。

春先だけですが、使われてない2階の雨樋の中に巣があって、
ヒナがピーチクパーチク言うのが聞こえます。
………家の真向かいにゴミの集積所があるので、燃えるゴミの日に来るカラスに襲われて、巣はこの数年、空みたいなのが残念ですが……


そして。
ちょっと困ってるのが、こいつ。

……コウモリです。

いや、ネズミかな、って思ったこともあるんですが、
ネズミだったら夜中に台所へ降りて来てもいいはずなのにそれをしない。
ちっちゃな足音が夕方から夜にかけてぎこちなく天井裏を移動するのが聞こえる。
そして、ガリガリガリっと何かをかじる音………

コウモリだよ、って確信したのは、 ある晩洗濯物を取り込んだら、それに子コウモリがくっついて来ちゃってたときのこと。

いやー、参りました。
数年前にもあったんですが、明るい部屋の中に突然入れられて、たまげるんでしょうねえ。
すごい勢いで飛び回るんですよ………^^;
しかも、羽音がまったくしない。
スレスレのところで壁や天井にぶつからない。
超音波出してるって知っていても、あの静音設計には驚きます。

まあ、大体30分程度飛び回ると疲れて落ちるので、放っておきますが…

飛び回られてる間は、それはそれは落ち着かないです(って。慣れてるのがコワイなw)

子コウモリったって、翼を広げると翼端から翼端まで30センチくらいあるんですもん。


ネズミが居ないのは、うちにネコが居るせいかも知れませんが、
コウモリはネコなんかお構いなし、ですからね…
(先代のネコはコウモリを仕留めてくわえて凱旋してきたもんですがw、今いるネコは15歳のおじいちゃんなんでw…)


今でも、毎夜私のパソコンのナナメ上あたりの壁で、ガリガリゴソゴソ、って音がします……

放っておかない方がいいんじゃないか、とは思うんだけどもね(^^;)
どうなんですかね?(笑)
駆除する気にならないんだけどw
(もはや我が家の仲間)

笑。

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お星様の数

長男が心理テストにはまっている(笑)。


学校の誰かに出された問題を、私にも色々してくるんだけども…
今日はこんな問題を出して来た。

『空からお星様が落ちてきました。あなたは幾つ、拾いますか?』


直感で答えて下さい。
そのシチュだの、細かいことを考えちゃ駄目です。

という、まあ、心理テストのお約束。




ちなみに、私は直感で即座に「両手に抱えられるだけ!」と答えてました。
長男の答えは、なぜか自分の誕生月と誕生日を足して、「8」。
そして、次男の答えは「0」ゼロ。
末っ子は「7」。


さて、この質問は何を示唆してるんでありましょうか。

解説は「つづき」に。

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なぜか唐突に「花」

次も009の感想、なんて言ってましたが、逸れます(笑)。

完全に独り言。



実は、花が好きです。

いつも部屋に花があると嬉しいんですけど、枯れないように長く保たせようとすると手入れやお世話が大変なので、年に一度くらいしか買いません。……前はよく仕事の時にもらったりしたんですが、沢山あればいいってもんでもないし。


しかも、私の好きな花って「切り花」で売ってないものが多いんです(笑)。




その筆頭が、夏に一番好きな花「ノウゼンカズラ」。

img.jpg








カズラってくらいなんで、ツルなんです。
大きな木に巻き付いて上の方まで延び放題で、ツリガネ型の大きめのオレンジ色の花がもっさりと沢山つきます。

何で好きか、なんて知りません。
夏の暑い日に、あちこちで見かけますが、見るたび「癒される〜〜〜」と勝手に涼しくなってみたりします。



春に見かけてスキなのの筆頭は、これです。

a_00000000284.jpg







ツツジです…が、オレンジ色なんです。

「ジブラルタル」って言う品種で、小さな苗が園芸品店にあったりします。
でも、基本的にあんまり見かけません。
色が好きです。
……それだけ、かな?w




で、一年中あるんだけど唯一切り花で売ってて、しかも冬に多い(と思う)のが、これ。

main_00000000218.jpg







ユリです。調べたら、「ソルボンヌ」っていう品種らしいです。

毎年誕生日に、この切り花を子どもたちがお小遣い出し合って1本(1本に花が5つくらいついてるので、1本でも立派です)プレゼントしてくれます。そんなに高くないよ。1本700円くらいw。


白いヤツの方がどっちかというとよく見かけますが(カサブランカっていう品種)、こっちのピンクの方が断然好きなんですよね。

何が違うのかって言うと、「香り」です。
ユリの香りの中で、このピンクのヤツが一番好きです。

これをね、1本もらうと2週間は楽しめるんですよ。
毎日水切りして、活性剤入れて、気をつけて面倒見ていれば。
(でも、それが案外大変なんですよねえ^^;)


あと、スズランとか、スイセンとか、コスモスも好きなんですが… 
切り花にすると全然長持ちしなくて、しおれてしまって可哀想なので、
外に生えてるのを眺めるだけにしてます。



あと、真冬はあれですよ。
ロウバイ。
黄色い花で、木に咲きます。

これもねえ、たまに園芸店で小さい苗を売っていますが、世話がね…。
すっごくいい匂いなので、冬の外出の時はロウバイのあるお家の前の道とか選んで通ったりしますw。



匂いと言えば、今はあれですねえ、キンモクセイ。
(ちょっとトイレの芳香剤に香りをパクられてて、可哀想だと思ったりしますがねw)



春先には、沈丁花。

………ああ、これには妙な思い出があってねえ。


家族を捨てて出てった父が、癌で死にそうになってた時、父を許せなかった私は父の病室で彼を酷く罵倒してしまい。その後、反省して、家に咲いていた沈丁花を花束にして持って行ったけど、結局渡せなかった…っていう苦い思い出があって。
お花屋さんでは売っていなくて、父ではなくて通りすがりの病人のおじさんが、「いい匂いだねえ、春の香りだ」って喜んでくれました… 父はそのすぐ後に亡くなっちゃったんです。3月でしたねえ。




結局、好きな花の共通点は。
見た目の色は、オレンジ。
そして、いい香りのやつ。
で、形は主にツリガネ型。


……変な好みだなあ(笑)
分けの分からん理屈っぽいしw





まあ、たまにはこういう「だからなんだよ」っていう話題も、いいかも知れない(笑)。

 

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きっかけ

このところずっと無気力でしたが、前売り券を買ったので行かねば…と思い。

「009 RE:CYBORG」を観てきました。

今日は、久しぶりのお休みでしたし。

まあ、どうせリメイクだし。
なんか、巷では「難解」だってビミョーな評判だし。
でも、前売り券あるからなあ。
じゃ、行くか。
……3Dなの?
…目、疲れるかもなあ………


と、少々消極的に向かった劇場だったんであります。


が。



無気力を払拭するスイッチって、どこに落ちてるやら分かりませんね。



以下は「つづき」へ。

009の感想もついでに。
ネタバレ? ……
ネタバレ、どんな事書いてもその心配はないんじゃないかなあ、あの作品………??(笑)

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