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The Planet of Green  ☆ blog

   

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のほほんと

皆様お久しぶりです。
今回はチャラスケ記事、じゃないんだが
カテゴリ2199がこれしかないんで仕方なく(笑)。

あまりにも2199に萌えないため(笑)身を潜めていたERI です(^^;)。



いや……
萌えないっていうか…
総じて「面白いから先が楽しみ」とは思っているのだよ。

映画館へは真っ先に観に行くし(初日に行ってないのは第3章だけで、劇場版限定BDは全部持っている…)それなりに気にしている、のは確かなのだ。


で、私のサイトの傾向として
「島に関することは描く(書く)けど他は知らん」というのがありまするが、
それにしたって2199チャラスケでそうしようって気にはならないんですよねえ。

前に書いたように、
島大介の、島大介としての立ち位置が旧作と180度違うばかりかパラレルがかってるから、でもある。
肉親を殺されたという個人的復讐心でギラギラしてる島、なんてのがもう、生理的にムリだから。




で……

もうひとつ、ムリ…ってほどじゃないけども
ずうっと違和感を覚えてることがあるんですよ。

旧作全体に漂っていた、悲壮感。
2199にはそれがないんです、気がつきました?
悲壮感、じゃないな……
なんだろう……そこが上手く言えないんですけど……




しょっぱなからギリギリの科学力で地球を飛び立って、
辿り着けるのか?イスカンダルへ?という疑心暗鬼をみんなが押し殺しつつ、
いつもギリギリのところで辛くも命長らえてやっとどこそこまで……、っていうのが
旧作のイスカンダルへの旅だったじゃないですか。

その上で、地球滅亡まであと何日、なんていうプレッシャーまでかけられて。

まともに考えたら1週間で鬱病になりそうなプロジェクトを、全員で何かを盲信して(つか、自己暗示かけてなかったら全員相原ちゃんみたいに宇宙遊泳して帰ります、ってなっちゃうよ…普通は)這うようにして消化した、っていう様子が、ヤマト艦内の、なんつーかドライな人間関係や殺風景な室内の作画によく出てたと思うんですよね〜。
あの、相原くんのノイローゼの話はヘタレでもなんでもなく、あれが普通の人間の感性だな、って私は思ってたんです。

人間って、ストレスにさらされると身体に変調を来します。
自覚症状がないこともある。
いくら訓練された軍人でも、あのヤマトの旅の状況下でのストレスは並大抵じゃなかったでしょう。
……旧作には、あっけらかんとした人間模様の中にも、そういう空気が編み込まれてましたよね。


うーん、これは、松本零士の世界観に根付いたモノなのかもしれないんだが…

なんていうか、

……絶望や諦めが漂う小汚い、臭い空間に、
だがしかし命をキラキラ燃やしてるすごい男たちが居る!!


…みたいな??

だからこそ、飛び出して行く古代のむちゃくちゃぶりも肯定出来たし、
逆にギラついていない島のサポートに安心出来たし、
真田さんや沖田さんがいればきっとなんとかしてくれる、っていう信頼感とかがあった。
その中で、雪が紅一点でもなんだか我慢出来た、
…というか、あの極限に厳しい環境に何人も女性が放り込まれるのは気の毒だと素直に思えた……(そんなん、私だけかな??^^;)
いちいち純粋なんだよね、設定がね。
純度が高かったっていうか(まあ、それがあの時代の子どもアニメの勧善懲悪な単純シナリオの醍醐味なのかもしれんが)。




ところがね。

2199には、そういう素敵さがナイんだよ。
「素敵」なんつったら語弊ありまくりかもですが。

極限状態じゃないっつーか…
のほほんとしすぎてるっつーか。




まず、艦内が快適すぎる。
地下都市からして、清潔すぎて余裕すら見てとれたと感じたのは私だけでしょーか。

つか、SBヤマトの人類の「やられよう」が、私的にはツボでしたからね。
2199の人類の有様はまだまだ何年も安泰だよね、っていう風に見えて仕方ない。

ヤマトもそう。外見や装備はいいんだけども。
中だよね、気になるのは。
軍艦とも思えない待遇の艦内設備(オムシス、一般家庭にも普及させて欲しいw)。
本当にあった大浴場。
あの窓の外にいきなり敵艦隊がジャンプしてきたら素っ裸でどうするの、という危惧すらもない雪ちゃんたち。
お前ら、地球に残して来た家族に申し訳ないと思わんのか?と一喝したくなるような贅沢な生活。



こんなこと言うのは(笑)なんでかっていうとさあ。

ERIじゃなくても「宇宙船って潜水艦みたい」って思うでしょ…
潜水艦勤務の軍人さんを思い浮かべるからなんだけどね。
原潜の映画なんかみてると、装甲一枚隔てた向こうは人間なんか圧壊してしまうような重い海の水。
その怖さとか暗さとか閉塞感とかが、物語全体に常につきまとっている。
旧作のヤマトの描写にだって確かにそこまでの厳しさはなかったけども、その代わりになってたのが全体に漂う例の零時節っぽい悲壮感。



比べると、2199はなんか、「遠足」みたいなんだよな。

モップ持って波動砲発射孔を掃除とか(旧作も格納庫ではモップがけしてたがw)。
大浴場とか。
妙にメニューの多そうな食堂とか。映画館もあるしね。
贅の限りを尽くしてあるような気がする。
クルーのストレス解消に努めるのも科学力次第、なのかもしれんけども。
けど、あの緊張のない楽しそうな生活ぶりは、旧作だったら「訓練航海」…だよな。
「ヤマト3」とか、「新たなる旅立ち」とかの。


ぬるい!!
温すぎる!!
あってしかるべき危機感を、キャラが漂わせていない!!

……って、ERIは思っちゃうんだよなあ……。

だって、これ、あれだよね?
「だれかーがこれを〜 やらねーばならぬ〜 期待の人〜が〜 俺たーちなーらーば〜」?
これも比較するのはどうかと思うが、フクシマの原発を守る戦いに行った年配の方々とか…
ああいう風に、命賭けてんだよね?

のわりに、無駄に楽しそうだよね??(笑)


………こういう感覚、ヘン?(笑)


これは戦争アニメなのか、それとも学園アニメなのか
時々ボンヤリ境目が分からなくなる。


エヴァやマクロスなら許されるんだよ、学園ドラマなんだから半分。
そんなのと一緒じゃ、ヤマトじゃない…って、やっぱり思っちゃうんだよな(苦笑)。
そう言う意味では旧作の雰囲気をうまく踏襲してたのがSBヤマトだったと思うんだな。

今回、2199は妙に変なとこリアルを追求してるから(浣腸とかとーりかーじ、とかw)余計、
あののほほんとした艦内生活の温さが気になっちゃうんだろう。
だったら、もっとリアルに潜水艦みたいな緊張に溢れた生活を描けよ、って。


ああああ。
またまたボロクソになっちまいますた(^^;)
が。

そんなこんなで、不完全燃焼な2199。




……あ。

そうか。
ちょっとわかったぞ、 
2199がヌルい理由。


………直後に小学生アニメ(ちび★る子ちゃん)やご長寿家庭アニメ(サザ★さん)が来ても良いようにしてあるのは、そういうことなんかな!?

だったら、まあしょうがないじょ。(爆笑)

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