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The Planet of Green  ☆ blog

   

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第四章… 結局観に行って来た(笑)

ああ、いやその、2月2日以降だとちょっと忙しくなるって分かったので。
半日時間が空いたので、ぴゅっっと行って来た。

……感想?

んー

まあ、うん、面白かったよ。
観に行ってもいんじゃない?
島ファンにとっては?
うん、問題ないんじゃない、面白かったよ。

(ほんとだってば)

→つづきへつづく(ネタバレ注意)

拍手[10回]





◆デスラーとミルの、狐と狸の化かし合いとか、
◆サーベラーは実は大帝が大好きだとか、
◆斉藤とザバイバルの殴り合いとか、
「さらば」「2」の二次創作で「ああ、そういうのもアリかな」っていうエピがありますが(特にサーベラー絡みの話はありそうだよなとは思ってた)そういう感じに上手く仕立ててありましたな。チクワも出て来たしね。


逆に、今まで「二次創作でもそれはやらんだろ」っていうのをオフィシャルでやった、という悪い意味で、以下の二つは印象に残ったな。

◇まさかのゴーランド親子に泣かされる
◇テレサがお釈迦様

二次創作でもやらんだろうよ………これは。

だって、ゴーランド親子って。
華が無さ過ぎでしょ!……
(息子がなんかドラゴンボールのキャラかと思っちゃったし、島の散髪シーンを持ってったしね…)
話としては良いのに(小説だったら満点)
ビジュアルがあるために「泣けた」で終ったという、アニメとしては屈辱の結果。
「号泣」にするためには人選を誤ったとしか思えん。


そして、なぜか蓮の花の中からお出ましになるテレ紗仏。
なら、全裸である必要はどこにあったのか…
親指姫だってかぐや姫だって何か着てるだろうに。
逆に違和感すごかった(でも、ああ、全裸じゃ古代たちから見たら色々丸見えだしな、お花がないと拙いんかな、っていうのはあったけど・笑)。
2199の、日本書紀や古事記あたりのネーミングに倣ったのか?
いや、なぜ宇宙人までなぜ神道っぽい演出なん?
八百万の神は実は宇宙人(テレザート星人)?
つかー、なぜ宗教色を出さないと気が済まんのだ…??



あと、観たときは「おお」と思ったんだがよく考えるとダサい、と感じたのが、
「波動砲をみんなで撃つ」というあのシーン。

昭和のアニメじゃないんだから!!!

(はっ… 作り手が昭和の少年か!)


いやでもさあ………
特撮レンジャー系や巨大ロボット系(で、5人程度のチームで闘うヤツ)じゃないんだし…
一応、軍隊なんでしょ……?
2199で必死に「軍隊でやんす」ってリアルアピールしてたやん…?
なのに、あれですか?

しかもあのシーン、土方さんだけあからさまに仲間はずれじゃん(^^;)
必死で艦長拝命した、って言い募らんと、仲間に入れてもらえんじゃないの………哀れな。



唯一、良くやってたと思ったのが、作画。

CGに頼る一方だと思っていたけど、一部手書きなのか?っていう動きがなかった??白色彗星の本体に接近してた時の作画(と、テレ紗仏のお花w)。
part1のオリオン星?のフレアの動き?みたいな。
作画でオマージュなのか、なんかとっても懐かしい感じがしました。

空間騎兵隊がマクロスのバトロイドみたいなの使ってたけど、あれはあれで「あってもおかしく無い」と思ったので支持。バトルシーンは見ててカッコいい。これはさすがというか。



さて、第四章ではガトランティスとはなんなのか、ていうのが分かってきました。

テレ紗仏(テレシャブツ)によると、彼らは根源的破滅招来体(ウルトラマンガイアより・笑。人類は宇宙の病原体なので抹殺して地球を救おうとする宇宙そのものの力?ウルトラマンガイアでは、これが怪獣にあたる)で、地球から人類を滅ぼすまで彗星は止まらないんだって。

なんだろうね…
じゃあウルトラマンを連れて来なきゃ(って違う)


むー、しかし。
テレ紗仏も根源的破滅招来体のガトランティスもそうだけど、
アケーリアスとか精神感応とか、なぜ「宗教っぽいSF」にしちゃうんだろう……
そこがつまらん。


旧作のヤマトが面白かったのは、
女神の力はいつもギリギリでのみ介入してきただけで、
常に何か「ファンタジーっぽい力が寄り添っている」お話じゃなかったからだ。
(なので、ガンダムもララアが出てきてニュータイプとか言い出した時点で私は「つまらん」と感じた)まあくまでも個人的なものだけど。
前回の、雪と古代だけが「おいおい」な現象のおかげで助かった…っていうアレもそうだ。
「気合いで勝つ!」みたいな少年マンガというか、
「何か分からん奇跡に助けられる予感」がするバトルものは、ハラハラしないのだ。

(いや、ヤマトってのは結局、奇跡に助けられるのがお約束なのは確かなんだが、けどそれが毎回ぷんぷん臭ってるっていうのは…。キャラたちがどんなに懸命に闘っても、結局奇跡が起きるんでしょうよ、って思いながら観てるのがつまらないんだよ… )


一歩一歩、泥臭い人間の努力だけで勝利に近づいて、
辛くもそれを手に入れる!っていうお話作りの方が
よっぽど面白いのになあ………



(こないだおにーさんと「マジンガーZ」観に行ったけど、あれも最後は「みんなの気合いや願いが光となって集まって勝利!」みたいなヤツだった。色んなアニメや特撮がこの展開を使っている。もう飽きた、あれは!しかも有り得ないファンタジー以下なのに、たのむからあれを繰り返さないで、お願いもう詰まらんから!ってなる)




あと、
たぶんこれは私の鑑賞不足なのだろうけど。

デスラーの「執念」って、
2199のデスラーのやってたこと見てると、どうにもよく分からないんだけどな…。
最後は自国を見殺しにしようとした支配者なわけじゃん。
旧作のデスラーに比べて、小物感半端無いのだが…
風格がないっていうか。

あー、これもだったな。



「風格」。

2202のズォーダーにも「皆無」。




なんだろう………

旧作のデスラーは「侍」と言われて納得出来る風格があった(と思う)のだけれど。
まあ、サムライの印象が「銀魂」とかでグダグダになっていたりするから、仕方ないことなのかもしれんがね…

最近の作品は押し並べて「悪の支配者」だけじゃなく「王」とか覇権を握るキャラクターの持つはずの風格が、ほんっっとうに、まるで描けていない。

皆さん、これ、気が付いてますか?

風格、つまりなんというか、
地位に相応しい言動つか立ち居振るまい、っていうのを描ける制作者が、
今は本当に少ないのでありますよ。
アニメだけじゃなく、映画もお芝居もTVドラマも全滅なんだけどね(精霊の守り人の実写版でもすごく感じた)。


本来、ズォーダーとデスラーの風格の差は、さほど無かったはずで、
それ故に互いが互いに敬意を払っていた、って描写もあったはずなんだ…「ヤマト2」では。
そこがまるまるグダグダなのが2202。
彗星帝国幹部の描写が、ただの悪者のアジトに成り下がっている。
「帝国」「国」じゃねーよ、あれじゃ。






あ。

あああ……



すいません……


また罵詈雑言になっちゃった(笑)

ヤマトにそこまで求めたって駄目だ、って、よく分かってるはずなのにー
大変失礼いたしました。



しかし、ここまで「2」のエピを案外細かく拾っている2202。

あとは…

頼むから、チャラスケを最後まで「ただのモブ」扱いで終らせて欲しいってことだわ。

お釈迦様に懸想したりされたりとかって展開は、もうホント頼むからヤメテ。
まだ腐れ妄想の餌食にされてる方がマシだ。
チャラスケ、「ただのワープマン」で終ってくれぇ。





…というわけで、面白いですよ、観に行ってみて〜〜〜〜
(いや、それはホントだから。信じてー)
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ERIさん、はじめまして。

  • by とらべらあ
  • 2018/02/05(Mon)22:11
  • Edit
僕はとらべらあと申します。以後お見知りおきを。
いやあ、今回もノリノリっすね(((^-^;)


>アケーリアスとか精神感応とか、なぜ「宗教っぽいSF」にしちゃうんだろう……
そこがつまらん。

今回はわりとアクションが多くて悪くはなかったです。
ただね・・・どうしてこう、理屈っぽいんだろう!
もっと、大らかな作りでいいのに。


>一歩一歩、泥臭い人間の努力だけで勝利に近づいて、辛くもそれを手に入れる!っていうお話作りの方がよっぽど面白いのになあ………

仰る通り、もっと泥臭くていいんですがね。
今の若い人たちにだって、「絶望感」とか「熱量」とか、そういったものを上手くやれれば刺さるはずなんですよ。


>なので、ガンダムもララアが出てきてニュータイプとか言い出した時点で私は「つまらん」と感じた

お、おう・・・確かに「Zガンダム」とか「逆襲のシャア」とか、オカルトっぽくなってしまいましたね。


>(こないだおにーさんと「マジンガーZ」観に行ったけど、あれも最後は「みんなの気合いや願いが光となって集まって勝利!」みたいなヤツだった。色んなアニメや特撮がこの展開を使っている。もう飽きた、あれは!しかも有り得ないファンタジー以下なのに、たのむからあれを繰り返さないで、お願いもう詰まらんから!ってなる)

王道は王道であるがゆえに、使い方がはまれば、最高なんですがね。
コミック版の「真マジンガーzero」の終盤なんか、ガチ泣きしましたもの。
それに比べると今回のマジンガーは、「う、う~ん」まあ、計画停電とか色々重ねてるのは伝わりましたけどね。


>風格、つまりなんというか、
地位に相応しい言動つか立ち居振るまい、っていうのを描ける制作者が、
今は本当に少ないのでありますよ。
アニメだけじゃなく、映画もお芝居もTVドラマも全滅なんだけどね

鋭いですね。
日本の実写では風格を出せる役者がいないに等しいというのはありますけど、ハリウッド映画とかでも最近は悪の親玉が小物だらけというのは何ででしょう? 007にしても、SW8にしても・・
まあ、今は世界の指導者たちから風格を感じられぬ、というのもあるのかも。
安部氏(ナイナイ!) トランプ氏(ナンセンス!) プーチン氏(凄味は感じますね・・・この人は決して怒らせちゃいけない)


>本来、ズォーダーとデスラーの風格の差は、さほど無かったはずで、
それ故に互いが互いに敬意を払っていた、って描写もあったはずなんだ…「ヤマト2」では

ズォーダーは、何でこう、哲学なんかを語らせちゃったかなあ・・・「大帝」というキャラクターを今やるとしたら、感情移入の余地もないくらい振り切った巨悪。こいつには話の通じる余地は絶対にないと思わせるべきなのに。
ERIさんなら2010年代の今、ズォーダーを描くとしたらどういったアプローチをとりますか?
デスラーは、まだわかりません。2199で失墜したものをこれからどれだけ取り戻せるか・・あ、それよりタラン弟!お前、涙浮かべとったけど、そいつに一度殺されかけてるやん!お前の兄貴はそいつに殺されたようなものやん!ディッツ提督に「お帰りをお待ちしておりました」とか言っとったやん!どういう精神構造をしとるんや!(笑)


まあ、ここまで来たら、最後まで付き合うつもりですけどね。


>(精霊の守り人の実写版でもすごく感じた)。

僕は、守り人シリーズは外伝2冊も含めて全て読んでます。
その上で、今回の実写版の感想は・・・
「日本で、しかも連ドラで、ハイファンタジーをやろうなんてすごく志が高い。だけど、海外セールスを意識しすぎたか、変な脚色や演出が入っちゃったな」といったところです。
バルサの綾瀬さん、チャグムの板垣さんをはじめキャストの皆さんは本当に熱演でした。それだけに、ううん・・・といったところです。
ただ、この種の試みがこれで途絶えてしまうのはあまりにおしい。これからも何かで続いていって欲しいです。
ERIさんも、いつか気が向かれましたら、この実写版の総括についてご感想などいかがでしょう?

初コメだというのに長文失礼しました。

Re:ERIさん、はじめまして。

  • by ERI@Endorphin
  • 2018/02/07 18:29
初めまして。熱いお便りありがとうございます。
ノリノリというか…すいません、ただの独断と偏見に満ちた独り言ですのに〜(汗)
楽しいご意見をたくさん頂きましたが、幾つか選んで反応してみたいと思いますです。


>「大帝」というキャラクターを今やるとしたら、感情移入の余地もないくらい振り切った巨悪。こいつには話の通じる余地は絶対にないと思わせるべきなのに。
>ERIさんなら2010年代の今、ズォーダーを描くとしたらどういったアプローチをとりますか?

今だからこそ、1950〜60年代のハリウッド映画で描かれる古代エジプト王やローマ皇帝あたりをお手本にしたら良いんじゃないでしょうか、なんて思います。
古い映画ばかりですが、神を相手にしていようが引き下がることをしない傲慢さを良く描いていると思います。

でも、「本物の風格」なんて、実はこの世界のどこにもないものなのかもしれません(笑)
ヒステリックにサーベラーを捻り殺しちゃうズォーダーというあの絵面は、例えばヒットラーなんかを思い起こすと、独裁者としては現実的な描写だとも言える…

でも、現実には無いものを「創作」するのがストーリーテラーの能力。
「さらば」のズォーダーは、その辺がよく作られてた、と思います。
「2」の大帝はもうちょっと人間的で、側近に「黙っときゃあの人にはバレない」と思われてる部分や(w)、テレサが向かって来たときの狼狽えようとか、「あらあら」なところもありましたが、それでもある一定の「品格」は保っていた気がします…

けど、2202の大帝は「王」と呼ばれている割に、うろちょろし過ぎの感情出し過ぎ。
その辺によくいる悪の大神官、くらいの感じ(笑)。
まだあの人の上に誰か居ないとおかしいです…(2202ガトランティスはクローン文明みたいなので、ほんとに彼らを牛耳るまだ上の存在がいるのかもしれませんが)。


>デスラーは、まだわかりません。2199で失墜したものをこれからどれだけ取り戻せるか・・あ、それよりタラン弟!お前、涙浮かべとったけど、そいつに一度殺されかけてるやん!お前の兄貴はそいつに殺されたようなものやん!ディッツ提督に「お帰りをお待ちしておりました」とか言っとったやん!どういう精神構造をしとるんや!(笑)

あー(笑)わかります(^^;)
そこまで部下に慕われる存在には見えなかったです、2199のデスラーは。
ガミラス再興の悲願を一日千秋の思いで待ってる感じではないですね(第一首都を焼き払おうとした張本人だし)。
ただヤマトに「仕返し」したいだけの人。
ズォーダーと同様ちっさいです。


>僕は、守り人シリーズは外伝2冊も含めて全て読んでます。
>その上で、今回の実写版の感想は・・・

そうですか〜、私も上橋菜穂子作品大好きです。
多分すべての作品を持ってると思います。
上橋菜穂子さんのブログも面白いですよ……
確かに、あの作品は海外進出を念頭においていますよね。海外ドラマの尺に合わせて、22話構成にしたみたいです。
でも、ブログを拝見すると、原作者としては色々目をつぶって「これでいいんだ」と自分を納得させようとするお姿が垣間見えて、なんとも言えない気分になります…。

(なので、ここで書いてるような言いたい放題の感想は書けないんですよね… だって、上橋先生が「あれでいいんだ」って書いてらっしゃるんですもん…)


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