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The Planet of Green  ☆ blog

   

背景が多分感性を歪めてる…

ええと〜
一夜明けて(笑)。
つか、二夜か。


第6章、PV 担当の某氏がココを覗いて下さっていた、ってことを知っていて暴言吐きましたが。
反省はしていない(キッパリ)笑。

つか、あれ、かなり正直な感想だからな〜。






私もたまに、アニメやマンガに対してすっごく真摯な描写で感想を書いてみたりするけど、私にとってアニメやマンガはその他の娯楽と同じ。ぶっちゃけて言っちゃえば(これも暴言なのでしょうけども)ラヴェルのピアノを聴く時も、日本フィルのオケを聴く時も、薪能や舞台を観る時も、フィギュアスケートを観る時も、ハリウッド映画、邦画を観る時も、感性は全部一緒なわけである。
クラシックだからアニソンより上だとか、
舞台芸術の方がお笑いステージより上、とかいう、
んー、そう、『格』によるカテゴライズ…みたいな感覚は、実は私の感性の中にはない。
すべてにおいて、私は天井桟敷の人間で、どんなに高い料金を払って観ても
詰まらないものは詰まらないし、面白くないものは面白くない、って言う。
ヘンだと思えばヘンだと言うし、それで恥かいたとしても裸の王様よりはマシ、って思ってる(笑)。



……低俗?
まあ、俗物なのは間違いない(笑)。
でも、私の中では、上に書いたようなものは全部、
ただ私がヒトとして楽しむため、脳みそや身体をリラックスさせたり興奮させたりして明日へ生きる希望にするためのモノなんだな。大げさだけどな。

そう言う、正直な、真っ平らな感性でもって2199を観た感想がね……

特に、七色星団会戦と囚人惑星と雪の珍道中(^^;?あれ?)とが一緒くたに描かれたことに対する「ビミョーな拒否反応」だったんだよねえ。



物語って、オムニバスな構成にすると、どうしても全体として「動」というよりは「静」になるよね。
それは、ほとんどどんな作品においても必至。
あっちを描き、こっちを描き、な構成にして、芯が一本通ったスリリングでスピーディで、なおかつ熱い物語に織り上げられてる作品は、そうそう『ナイ』。
今回の2199にも「あわわわわ、今度はそっちか!」みたいな目まぐるしさが終始つきまとう。
そのおかげで、かえって観ているこっちは冷静になってしまうわけだ。
「動」だったのは、囚人達の脱走とユキとノランの逃避行、薮、駆けずり回る古代。
でも、メインの七色星団会戦は「静」……


七色星団会戦を「静」として描く必然性はなんなのか。
私は、あれを「イイ〜!」とは思わなかった。
バトルアニメを観てるのに、一番イイトコを粛々とやってどうする。
なんか、それが作り手だけが満足してる前衛の舞台を観てるような感じで詰まらん!と思ったのだ。
もちろん、あの「動」と「静」の対比を秀逸、と見る人もいると思う。
それはそれでいいのよ。感性の問題だから。
好き嫌いの問題だよね、ぶっちゃければね。


…という前置きをして、もう一度(笑)。
七色星団会戦を「静」として描いたのは、どうしてなのか。

突き詰めて行けば、それは総指揮を執る制作者が、あの作品において何を最も主張したかったか…に帰結する。んではないだろうか、と思う。

だって。

ヤマトとドメルとの戦いを、存亡を賭けた「地球人の」戦い…という視点で観たら、
例えば「誰かが亡くなった瞬間にそれを「ハッ」と感知する配偶者」の図は、
エリーサじゃなくて地球人の誰か、…であるべきだ。
あのドメルとエリーサの絆が、地球人の誰かとヤマトの誰かの絆を差し置いて殊更に美しく描かれた意味、それを考えれば、総指揮を執る彼が、2199で何を最も描きたかったかがはっきりと分かる。

宇宙の果てで、同じヒューマノイド同士の戦いに哀愁?
旧作ならわからなくもないけど、2199でそれはナンセンス。

単に、総指揮を執る彼が好きな世界観を美化して描いた。
ガミラスを描きたい、
それに重きを置きすぎな印象がどうしても否めない。

豪華な製作陣の存在も、それを裏付ける。
みんながみんなして「オレヤマト」を実現した成果というか(笑)。
まあもちろん、旧作だって西崎Pのオレヤマトだった。だけど、変な話で、
見せ方は数段上だったんじゃないか、とやっぱり改めて思うのだ。
簡単にいうと「勧善懲悪」水戸黄門的な素直な作り。
その芯がちゃんと一本通ってた、そのことが意外に重要だった。
制作者として、視聴者に敬意を表して作品作りをしていたというかね。
自分のやりたいことを嫌というほど追求しつつ、同時にどういう展開をすれば視聴者に最も満足感を与えられるか、っていう計算が実に絶妙だったと思うわけ。
対して2199には、それが感じられない。
制作者も総指揮も全員、いちファンであって、提供者じゃない。
二次創作ならそれでもいいけど、リメイクって二次創作なのか?
そういう狭い意識で作ってるのか。


例えば、どこに感情移入をすれば良いのか、2199ではそれが不明瞭なわけよ。
現実は確かに「どこに、誰に感情移入するべきか」なんて、不明瞭なのが当たり前。
だけど、あれはエンタテイメントでしょ…?
視聴者として、「宇宙戦艦ヤマト」を観てるんだから最初は「ヤマト側」に感情移入して観るように作ってたわけだよね?
なのに、だんだん訳が分からなくなってきたのはどうしてだ?(笑)
細かいとこばっかり描くから、中心に据えるべき「芯」が見えなくなっている。
それをオリジナリティというのかもしれないが、だとしたら視聴者をナメている。
混乱させたり選ばせたりするには、あまりにも尺の割に選択肢が多すぎて、つまりは「またここから妄想膨らまして二次、三次を作ってちょ」とでもいいたいのか。コミケノリか?って思っちゃう。やっぱり、ファンフィクションの域を出ていない。


話を戻すと。
ERIはいち視聴者として、地球人としての立ち位置であれを観てるんだけど、
だんだんそれは間違いなんじゃないか…って思えてきてる。

あの物語は、地球という野蛮人に罪のない辺境艦隊を一方的に叩かれ、仕方なく報復攻撃を始めたら隣の星からアッチ側にテコ入れがあり、したくもないのに大規模戦闘がはじまり、そうこうしているうちに愛すべき家族が巻き込まれ、全体が死んで行かなくちゃならない星の運命… 
そういうお話を見せられている気になってくる。
ヤマトは、完全にヒールだよね。
波動砲を作った真田は悪の科学者でしょ。
たった一隻で、何万の艦隊を翻弄して壊滅させる魔性の船……
私にはだんだんヤマトがそういう風に見えている。
そういう風に見れば、ドメル戦が「静」であっても、それはむしろ、仕方のないこと、って思えてくる。


けど!!!

なんか違うでしょ!!
宇宙戦艦ヤマトって、そういう話なの?
二次創作ならそれでもアリだよ、いいんだよ?
でも、……あーうー……。

地球で待ってる人たちはどうでもいいのか。
ヤマトは何のために戦ってるのか。
そもそも、第5章までの温い艦内生活、必死さは微塵もなく危機感もない。
そこへ来て、必死に生きてる描写をされてるのはガミラス人たちで、地球人じゃない……

これにどうしても、同調出来ない。
何のリメイクしてんのか、わかんない。
ヤマトと戦うガミラスの話、をリメイクしてんの?







笑……

何でこうまで突っかかるかな、って思ってる?
(^^;)
いや、面白いよ?面白いってば。
だって、初日にBD買えなくて、しょうがないから翌日疲れた身体引きずってもう一度劇場まで行って、BD買ったくらいだからね。ほんとはそんなモンにお金使ってる場合じゃないのに、9000円も使ったからね(爆)?
そのくらい好きだよ、ヤマトがね。



うーん…
好きだからこそ、肩すかしを食らったのがマジで悔しいのよ。
「静」に徹したポエムなドメル戦、なんて見たくなかったんだよ。





その理由は多分、簡単なのよね。


私自身が今現在、リアルな生活の中で戦っているから、だと思うわけ。
生きるのに必死、家族を活かすのに必死。
人として感性をニュートラルに保つのだけでも必死。
だから、のほほんと生きてる人を見るだけで不愉快。
ヤマトの艦内が、すごく快適そうなのが不愉快。
お前ら戦争してんだろ、もっと緊張しろよ!…って。

笑。

つまり、アタシ自身が今、戦後のハングリーな日本人みたいな感じだから、なんだと思うわけ。


旧作ヤマトは、そういう時期に作られました。
だから、一本筋で「誰かを守るために戦う」とか「愛」とか、テーマとしては単純なモノが視聴者の心にもしみた。
命をかけて戦うとか、そういうのがリアルに感じた、視聴者もまだ戦ってる人が多かったから。
ドメルの意地と、沖田の意地が、両方の星の命運を賭けた命のやり取り、って思えたのはそういう背景があったからだった。
歌なんか歌って、死を決意。
そんなご臨終はリアリティがない。
本当に戦ってる人間は、「みんなでいっしょに」なんていう心の余裕はナイ。
もっと醜いし、もっと悲惨。
阿鼻叫喚、っていう描写は2199にはないけど(囚人は別w)本当はそういう地獄絵図があるはずで、
「静」のまま戦死するなんて男(漢)じゃねえよ!って思うのだ。
足掻いてない、生きようともがいてない。
反省するドメルなんて見たくなかった。




それもこれもねえ、
自分が戦っている戦いほどに熾烈じゃない、あの2199の描写が、
ホンット悔しいからなのだ。
ドメルもヌルい!
沖田もヌルい!(笑)
分かり易くもっと熱くなれないのか!
血湧き肉踊る熾烈な戦闘をかいくぐって、手足もがれて辛くも勝利!みたいなのが、本当は観たかった!!!
下っ腹えぐられた、ボロボロのヤマトが見たかったんだよ!!(……^^;)
ヤマト、すげえ!!生き抜いて勝利するって、こんなにすげーコトなんだ!!って、
ヤマト観て思いたかったんだよ!!


波動防壁に守られて無事な第三艦橋、それが今回の2199の象徴、じゃないだろうか。



(え?…だから、タイトルに書いたっしょ?ERIのバックボーンが、感性を歪めてるんだよ、って。もっとね、男っぽいのが見たかったの!女のあたしにはしたくてもできないような、泥臭いのが!そうやって、勝って欲しかったの!!ヤマトに!!ポエム読んでるみたいな戦いはつまんないんだよ!!)← なんか手負いの獣みたいだな……(^^;)






拍手[17回]

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拍手コメントではなく、敢えてこちらに…

  • by ♪つるひでこ♪
  • 2013/06/17(Mon)19:16
  • Edit
大いに賛成! 大賛成!
私も“悲惨な現実”を生き抜いている、生身の人間のひとりです。
温い2199には、全く感情移入出来ない…
私にとって「宇宙戦艦ヤマト2199」は、単なる“ヤマト祭り”と化しました。
ウン十年ぶりの地上波放送も始まって、盛り上がるヤマト熱に乗じて、お祭り騒ぎを楽しむためのモノとします(苦笑)

Re:拍手コメントではなく、敢えてこちらに…

  • by ERI@Endorphin
  • 2013/06/18 22:31
>♪つるひでこ♪さん

ね〜〜。
ヌルイよね〜〜。
「すごい!!」っていう感動が、2199にはないんですよ。
絵の技術がすごいとか、そういうんじゃなくてね…… 作品全体として、気分が昂揚する感覚とか、登場人物といっしょになってドキドキハラハラするとか、そういう「このアニメがスゴい!!」って言われるような感動がない。

「進撃の巨人」ばっかり引き合いに出しますけど
だって、あれも4月7日からスタートなんだもん。
同じように人類の存亡を賭けて戦ってる物語なのに、「すごさ」がまるで違う。
比較すると、2199の世界観は「遊び」ですよ……(笑)
リメイクだから、っていうのは言い訳。
あれだけ視点を変えて描けるのなら、すごい!!って思わせる作品作りになぜ挑まなかったんだ。

いや……
ヤマトで、観る人に「すごい!!」って思わせたい、
制作には、そういう意気込みは、当初からなかったんだろうねえ。
やる前から、60点で満足、だったんだろうねえ…

あえて

  • by マシュー@mymashu
  • 2013/06/17(Mon)20:19
  • Edit
私もこちらにカキコします。
ERIさん、ズバリ具体的にご指摘いただきありがとうございます。同感!
私もチラリとカキコしてますが、生死の覚悟が違うんですよね。そこに作品のテーマがあってブレてないから細かいアラは関係ないんです。ただの愛あるツッコミとして存在してるだけ。そこを間違えないでほしいですね。自分の何を伝えたいのか。
アニメも映画も小説もクラシックコンサートも能も舞台もスポーツも表現方法が違うだけ。高尚そうとか単なる思い込みです。
私も映画製作に関わる者として、映画初期からの作品を指定されて鑑賞を課題にされたけど、その中には流石というか独りよがりな作品はなかったゾ! (もちろん他にも自主的に観まくりましたが)
書道の作家さんも、たった一文字にどれだけ苦しんで血反吐吐いて表現しているか知っている!
あ、チョットスッキリ…
ありゃ、もしかしてERIさんと感性似てるかも…(笑)
えぇ、お祭りです*\(^o^)/* 新参者なので至らぬ発言お許しくださいm(_ _)m

Re:あえて

  • by ERI@Endorphin
  • 2013/06/18 22:49
>マシューさん

いやはや、手厳しいですよねここんとこ私(w)。

確かに、今回の第7章は広げた伏線の見事な回収…という点では良く出来ていたと思います。
でもそれだけ。
「どうなるんだろう?」っていう視聴者の期待は、
「あれだけ伏線ちりばめて、回収をどうするんだろう?」って言う意味での「どうなるんだろう?」とは違うでしょう。
ちゃんとできんのか?という心配をさせてどうするんだ、って話です。
そんなドキドキハラハラはいらない(笑)。

それよりも。

リメイクって、原作マンガのあるアニメを作るのと似てると思うんですよ。
筋は分かってる。セリフも分かってる。だけど、そこをどう更に引っ張るか。

今の世の中の背景に照らすと、スポ根みたいな戦いや血みどろの戦闘は時代にそぐわない…とか、思う人は思うでしょうけど、はっきり言うと世の中の半分はそういう戦いの中で生きてる人ばっかりです。日本でも。
その中で、生きることを諦めない、這ってでも待っている人のもとへ帰る、っていう、そういう熱さを持ってたのがヤマトであって、実は私はそういう熱さを2199にも求めてた(笑)。
けど、それは期待違いだったようです。
原作はそういう意味でも健闘してました。
ただ、子どもアニメという括りの中で、あんまり過激な、つまりはリアルな戦争は描けなかった。
島が完結編で死ぬとき、全然赤い血を流してなかったのは、あの時代の描写の制限がそうさせていたわけです…
対して今は、画面の中で「赤い血」を描くことが可能なんです。なのに、なんだか「死」も「生」もどうもファッショナブルで、だからこそ薄っぺらい。

まあ、あと4話しかないのでこれからどうしろったってムリでしょうが、
「すごい!」を期待するのは可哀相なのでやめておこうかな、って思います。
「スゴイアニメ」なら、他にも沢山あるので(キッツ〜〜〜(^^;)。

お!タイムリー!時間が会いました!

  • by マシュー@mymashu
  • 2013/06/18(Tue)23:01
  • Edit
そこに着地点!意見の一致ということで(笑)( ´ ▽ ` )人(^ ^)

Re:お!タイムリー!時間が会いました!

  • by ERI@Endorphin
  • 2013/06/21 11:51
>マシューさん

ううう(^^;)
制作をこき下ろしたいわけじゃないんですけどね。
でも、そうなりますよねえ………(苦笑)

すごい!

  • by すっとこどっこい
  • 2013/06/20(Thu)20:22
  • Edit
ERIさんに拍手!
言葉にするのが苦手な私の思いを完璧なまでに文章にしてくれました。
始まる前の期待が大きかったせいか、
回数を重ねるごとにどんどん冷めていくのはなぜか⁉ もっと大人のヤマトが見たかった。本当に残念です。

Re:すごい!

  • by ERI@Endorphin
  • 2013/06/21 11:55
>すっとこどっこいさん

(その… いつもながら、お名前、書くのが憚られるんですケド(w)「すっとこどっこい」だなんて…^^;)

確かに冷めて行ってますね〜。
最初、試写会で観た時はホントに感動したんですよ。
だから、ただただ旧作を、出来る限り矛盾を整理しながら進めてくれさえすれば良かったんです。
失礼ながら、やはり旧作の持っている魅力は別格で、今の時代のコンセプトでは追いつけない、と分かりました(作り手の人間の中身の熱さ的に、です)w

まあ、色々と『迎合』してるのは感じます…
仕方がないんですよね。



>ERIさんに拍手!
>言葉にするのが苦手な私の思いを完璧なまでに文章にしてくれました。
>始まる前の期待が大きかったせいか、
>回数を重ねるごとにどんどん冷めていくのはなぜか⁉ もっと大人のヤマトが見たかった。本当に残念です。

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