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バケモノの子

長男と三男が観たいというので(ロードショー記念の3週連続細田作品放送にノセられた、とも言う)行ってきました。

ネタバレにならないように書くとすると……

観る人の立場によって、見え方が違う映画かな、というのが感想ですかね〜



無論子どもたちは、
多分長男も三男も、主人公の九太の気持ちが一番わかったかもしれない。
年齢が近いからね(笑)

長男は、熊徹のことを「オヤジみたい」と言っていた…
図体はデカいけど中身が子どものままの暴れん坊、というところが。
怒鳴るしか物を伝えるすべを知らないところとか。
根はいい人なのに、そういう幼稚で不器用な面でかなり損をしている。

熊徹を見ていて、ああ似ているなと私も思ったけど、
熊徹と元夫との違いは
「酔って暴れるか(夫)暴れないか(熊)」←酒が絡むか否か、ってこと。
「世話を焼いてくれる悪友が居る(熊)か、いない(夫)か」
だろう。
熊徹と九太ふたりっきりでは、多分あのストーリー自体成り立たない。

熊徹と九太に関わる友人、
それもまるで「緩」と「急」のような友人2人が居たからこそ、成り立ったんだと思う。



だから、現実はあんなカンタンじゃあない。
暴れる、怒鳴る、絡む、という方法でしか自分の気持ちを上手く伝えられない者は、見捨てられるだけに終る。しかもいつも酒飲んでそれ、っていうのは、一番手に負えない。
それも含めて自分を客観視して、変えることが出来た者だけが、どうにか生き延びるのだ。
本当を言えば、熊徹にどうしてあの毛色の違う友人がいるのか… 私はそれが知りたかった。
映画を観ながら、私の一番気になったのは、そこだった(笑)
元夫にも、せめてああいう悪友がいれば。
きっと何もかもが違っただろう、と今でも思うからだ。



末っ子の感想はおそらく、主人公の九太と同じかな。
しかも、胸の中の黒い穴を制御しかねている幼い九太だろう。
今は、誰にも何にも封じ込められていない末っ子だけど、
母親の私からみると
その分何か、毎日虚しさを感じて過ごしているような気がしてしょうがない……

末っ子にとっては、
自分にだけは怒鳴ることも殴ることもしなかった父親を、兄貴たちと母親の私が叩き出した……ようなものだ。
未だに「ばあちゃんのでなきゃ、ポテトサラダは食べない」と言い張るのも
祖父の遺影を私の作ったクマの横に並べて置きたがるのも、
私や兄貴たちへのささやかな抵抗だと、思えなくもない。




ま。


完璧な家族なんて、そうそうない。

だから、ウチはウチ、よそはよそ、でいい。




けど、細田監督作品を観ていつも思うのは、
母親に比べて、
父親と言うポジションは、
家族の中で存在意義を確立しにくいものなのだな、ということ。

ただ生活費を稼いでくれば良いってわけでもなく
力仕事なんか息子がいればそのうち親父は用無しになるし
繁殖機能があるわけじゃなし。
いかに子どもが小さい時から誇れるような背中を見せられるか、
その一点にのみ、オヤジの価値がかかっている。

酒やギャンブル、借金、暴力、そんなもんにちょっとでも抵触してれば
一挙に株は大暴落。
自分を守るより家族を守る方を優先出来なければ、これまた用無しだ。

どうやって育てれば、息子がそういう男になるのか(ならないのか)、
それもまたぜーんぜん分からない……
だから、母親の私も、どんな男を生産しているのかわけが分からないまま時が経っている。



まあ…

映画なんかで、子どもが色々と考えてくれるのなら
連れてって正解かな、っていつも思う。
下手なお説教よりずっとマシ、って事(笑)。


次は8月に恐竜映画を観に連れて行く予定〜〜〜。




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