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三日月様の富山敬さん本 感想

どなたの本を読んでも(芥川賞だろうが直木賞だろうがw)、
滅多に感想なぞ書かないERIなのですが
拝読して色々楽しく思ったので(^^)近況を交えて書いてみました。


<つづき>へ





最近、自分の絵じゃないモノばっかり公開してるERIですが…

そして、自作の話ではないものばかりピックアップしているのですが……

それは多分に、
現時点でもし!!テレサと島のらぶな話なんぞを書いたとしても、
なんとなく「ぷふふふ、なんかERIサンのお惚気っぽい」って思われちゃいそうで……(考え過ぎ考え過ぎ、とは思うんだけどいやはや)←こういうのでさらに墓穴掘ってる、とも言う

なので、ヤマ友のみなさんの作品を、遠くから見てるだけの方がしばらくはいいかな、なんて(こら)


てことで、感想、です。笑。









三日月読本は、いつもながら丁寧で濃厚な作りで(それは多分に、文章メインの昔ながらの作りであるためなのかもしれず、さらにその文章のクオリティがどれも高いことにもあるのかもしれません)パラパラパラ、はいおしまい、とはならないのが良いところです。

イラストメインの場合(マンガでもそうですが)、どうしても読了のスピードが早く、
絵を描く者としては「あんなに時間かけて描いたものが数分で読めてしまう」ことに、なんというか釈然としないものを感じるんですよね。

(あ、ちっと無関係ではありますが、今後、水野画伯から頂いた『ヤマト雑記帳』についても書こうと予定してます。こちらも大人ヤマト女子には馴染みが薄いかもですが、相当面白いですので)


表紙・挿絵のJayさんのイラストはここで私が何かコメントするのもおこがましいほどの完成度と魅力でありますし、裏表紙のmami731さんのイラストも美しいです。


今回は、富山敬さんの特集ということで、2199的内容は網代屋ウメさんのSSがある程度。
それもかなり客観視された内容(…というのかしら・笑)のもので、とても楽しめました(^^)が、
そんな感じで、全体的に旧作古代進だけにスポットを当てています。




声優としてのお仕事については、
私は仲村さんの側から、富山さんを観ることしか出来ないのですが
秀生さんも仰っていました。
「トミさん(トミさん、とか敬ちゃん、と呼んでいらっしゃいました)はホントに怒らない男でねえ。僕たちが、ヤマトのとき、絵が出ない(アフレコの段階ではまったく画面が無い状態だった)ことでもう、こんなじゃ演技出来ない、作画を呼んでこい、今回は中断だ、って怒っていたときも、彼だけはめったに声を荒げなかったね。でも、さすがに何度か、彼も怒ったことがあった。
彼が怒るなんて、相当なことだと思ったよ」

温厚で他人思いの方だった、と。

古代と島、の人物描写は「血気盛んな古代」と「冷静沈着な島」ですが、
「中の人」に関しては真逆、だったと言えます。まあ、これは何度も書きましたが(笑)


秀生さんが、ヤマトの話はほとんどされなかったのに比べ(島ファンの皆さんには申し訳ないのですが、秀生さん、ヤマトは実はお好きではなかったんです。根っからの新劇俳優さんでいらしたので、声優の仕事は実はお嫌いでした。でも、その嫌いなもので売れてしまったから、皮肉なことだ、と常に仰っていました)富山さんは「僕はこれしか出来ない」と謙虚とも言える姿勢で、アニメの内容についても進んで語って下さる… 

私たちファンは、声優さんなら、自分の役であれば惚れ込んでやっているのだろう、と思いがちですが、実はほぼそんなことはありません。

「ヤマト」みたいにビッグネームな作品ですら、おそらくそうです。
与えられた役になり切るには、作品に精通しないと、と思うかも知れませんが、それもほぼ必要ありません。演技のうち、大部分を占める視覚効果を「絵」が持って行ってしまうからです。

劇場版のように、2日くらいをかけて録音するような作品なら、その2日間を含め数日間は、役になり切る気分は続きますが、収録が終れば気持ちは離れます。次の作品に心を切り換えないとならないからです。(テレビシリーズの収録だと、もっとひどいです。数時間で、次の作品ですから、アニメの自分のキャラにどう思うか、なんて質問は、声優さんに取っては実は非常に辛い質問なんですよ。ファンほど、自らはキャラに入れ込まないから、です)



その中で、
富山さんが一生懸命、ファンの女の子たちのインタビューに答えようとしている姿が胸に詰まります。

古代進は、100%の自分ではない。
けれど、ファンの子たちは、古代進の絵と、富山さんの声とを100%ずつ、200%で観ている。
彼女たちが、古代進とは無関係な実際の自分、を期待しているのではなく、古代進ありきの自分を期待している、と知っておられるので、その期待に答えよう、と懸命にされているのが、インタビュ―記事からは滲み出ていました。

秀生さん曰く「彼は気遣いの男」。

方や仲村秀生さんは、自分に正直で(笑)
ファンの子たちは、僕を知りたいんじゃなく、島大介を知りたいんだ。
それが不服でね。当時よく、島だったらどう思いますか、と言う主旨でインタビュ―されることがあったけど、島大介になったつもりで人生相談に答えるのって……(まあ、察してよ)という苦笑い。

ファン代表みたいなERIを目の前に、そうストレートに言い放つことができる方でした。
(なので、晩年、ほぼ月に2回ほどお会いしてお茶のお相伴をさせて頂いていた私でも、ヤマトの話や島大介の話は、ほとんど『出来なかった』のです……^^;)



あとERIは個人的に、ギイチローさんの「”待った”の研究」が面白かった。

私は島ファンですが、島は若くして老成してしまっており、そのままの杓子定規な勝負感覚、また死生観で戦い続けた結果、「劣化した」んだと考えていました(苦笑)。

将棋で古代に「待った」を言わせる(=甘やかす)、それはおそらく古代を泳がせて優越感を感じたいがため、だったかもしれず(さほど人間できてない、って言う証でしょうかw)。
そして、次々に玉砕して行く戦友たちにくらべ、自分はいつも操縦担当として後方で守られている。
あまつさえ、自分一人だけがテレサに救われて、おめおめ生き恥晒してるんです。
その事実を、あの石頭が容認出来た、とは私は思えず。
「完結編」での白兵戦出陣は、それを覆したかったからなのかもしれない……とも思えます。(実際はお涙頂戴のシナリオの都合、そういう演出でしかないのですが…)現場で戦闘して、初めて「戦った」と言えるんだ、と、そんな風に段々「劣化した考え方」になっていってしまい、もしかしたら、「あの席で死ぬ」ことに達成感を感じてたかも、とすら思えてしまいます。

なるほど、旧作のシナリオは、色々と深読みする余地があってやっぱり面白いですよね。


最後の、紗月さんの短編「その名は永久に」は既出のものだったかな?

実はあのとき、島は操縦席にいたという設定のお話ですが、
……するとだな。

船体中央から爆発したヤマト…を、「復活篇」ではアクエリアスからほじくり出して(おい)改造していますが、第一艦橋あたりは無事だったと私は見ているのでありますよ。
もしかしたら、沖田艦長のご遺体は、あったのかもしれない…とまで。
あの沖田さんのレリーフが残っていた(もっかい作った??w)のなら、艦長席も…と。

そうすると、島の遺体もあったってことに……

あわわわわ


まあ、色んな想像と二次創作の余地がある、そこがファンフィクションの醍醐味。
最後にJayさんの島くんがでっかく載っていて…………
んもう〜〜、島ファンも買わなきゃ損じゃん〜〜〜、

島ファンの皆サーン!
「富山敬さん本」だけど、島くんの待遇がいいわよ!!
買っておいて損はないわよ〜〜〜!


んもう〜〜(^^;)やられたワ叫んじゃったじゃん……(笑)





というわけで、
「三日月読本 Vol.05  AUG2016」特集:富山敬 

多分まだ三日月小箱さんで通販中です。
是非ご一読を。




※ 文中、2カ所ばかり「富山」が「冨山」表記になっていましたので訂正しました。
ご本人のサインを見るとウ冠の富、でした。申し訳ありませんでした!

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感涙!

  • by 紗月
  • 2016/10/02(Sun)13:32
  • Edit
こんなに盛大にお褒めいただいて涙が出ちゃいます。
あの時のインタビューは時間が経てば経つほど「商業誌むけではない、ファンのための素顔のインタビューだった」と思えて、いつか本にしたいという思いが強くなっていきました。
やっと実現することができたことを富山さんに報告したいです。
ありがとうございました。

Re:感涙!

  • by ERI@Endorphin
  • 2016/10/02 15:06
>紗月姉さま

結局のところ、『島の扱いがいいわよ!』などという宣伝文句で申し訳ありません(^^;)

でも、思えばほんとに、今現役でいらっしゃるのは緒方さんと麻上さんくらいなもの(Part1のメインキャラのなかでは)ですから…寂しくなりました。
2199では、あれを見て、あれに憧れて、という声優さんもいるので、まだ救われます。

良い時代でした。

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