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行きたくない

2015年もあと2日とちょっとになりました。
一年て、あっという間ですね。


この日記では楽しそうな事ばかり書いてましたが
当然楽しい事ばかりではないです。


私には今度77歳になる母が居ますが、
69の時に脳動静脈奇形部分破裂と言う珍病で
要介護5の一級障害者に突如なって以来、彼女はずっと施設暮らしです。

倒れてから一年くらいの間にはかなり回復し、
電話だって自分でかけられたし、車椅子を自分で動かして老健の館内を動き回ったり
老眼鏡をかけて本を読んだりしていました。
美容室へも連れて行けとうるさかったので、車で掛かり付けの美容院まで連れて行き、
月イチで髪を染めたりもしていました。
要介護度も5から2まで回復した時期もあったんです。

ところが、徐々に衰えて、今ではまた5に逆戻りのうえ、
もう言葉も話せなくなり、意思の疎通もままならなくなりました。



何でそんな風に衰えていったのか…というと
きっかけは、
入所していた老健での待遇が場所によってものすごく違った…ということです。


療養型病院から老人保健施設に移転したときは、たまたまその老健がとても評判のいいところだった。だから、要介護度も軽くなり、これなら家に引き取ってもやって行けるかも、と思えるほどまで回復しました。

ですが老健というところは入所期間が限られる。

そこで、当然ですが施設を移転しますよね。

老人保健施設の内情は、プロでも横のつながりを持たないので「ほぼ分からない」。
介護関係者の間で「評判は良い」と言われていても、必ずしもそれが本当だとは限りません。

本人との相性もあります。

しかも、選んで見学に行って、最終的に決めるのは、
そんな事にはまるで素人の私です………


その私が、2つ目に選んでしまった施設が、頭を抱えるほどのハズレだった。




そこからでしょうか……

母の認知症がどんどん進み、
自分も家庭内不和に悩まされて二進も三進もいかなくなり
結果的に母の要求を切り捨てた形になった。

「こんなところイヤ、早く出たい」と泣いて懇願する母をすぐに他の施設に移す事も出来ず、元夫の父が癌で亡くなるのを看取り、一方で私の母には何も貢献してくれない元夫が当然のようにタダで私の母の家に住んで息子たちを殴るのを、我慢するしかなかった日々。

一生懸命、また移転先を探して、
もとの施設に戻った時、今度はそこの施設も劣悪な環境に変わっていました。




在宅介護してやれていたら。
そういう思いが、今でもあります。
けど、在宅介護の大変さも知っている。
自分に出来るかと言えば、きっと出来ない……

「ここから出たい」と泣く母をなだめて、毎回どんよりしながら施設から帰る。
母は次第に、そういう泣き言も言わなくなって行きました。
次第に、今まで出来た事が出来なくなって行き、
次第に何もしゃべらなくなって行き…
ついに、今年に入ってからは私が居ても目を合わせることさえなくなりました。
怒っているか、恨んでるのか。
あたしがこうなったのは、あんたのせいだよと、そう言われているように見えます。


うん、半分は、私のせいだな……

母の姿を見る度に、そう思う。


母が可愛がっていた老猫を面倒見ていた頃は、
まだ「母のために何かしている」と言う気持ちがありました。
でも、その猫も、今月初めに死んでしまい。

今自分は、母のために何をしているんだろう。
そう思うと、………何もしてないんです。


だって、母の姿を見ると自己嫌悪に苛まれる。
母をあの姿にしたのは半分は自分の至らなさ、力不足のためだと分かってるし。
しかも、母は私を見ても何も反応しない。目も合わせません。無視です。
部屋に入ってくる介護ヘルパーさんには返事をするのに。

小さい頃、母と祖母は、変なカルト宗教に私を巻き込んで苦しめた。
何をしてもどんな才能があっても宗教行為の妨げになると反対された、
何もかもを妨害されたと母を恨んで家を出たので、私と母との間には元々深い溝がありました。
親を敬わない子どもは神が殺すと散々脅されて育ったので
母が本気でそう思っていれば、今の私も殺されて当然の不出来な子ども。

彼女の信奉する宗教では
そのうちこの世界はハルマゲドンという大規模災害によって滅びるそうです。
信者だけが物理的に保護されてそれを生き延び、信者だけの楽園が築かれる。
(オ☆ムじゃないけどね)
今の世の中でたとえ死んでも、信者はその楽園に物理的に復活するのだと本気で信じている。

私のような、親の宗教を信奉しない子どもは背信者なので、
母が死んでその楽園に蘇る時、私は居ないわけですよ。
「それでいい」と、母は倒れる前から思っていたんですから………

自分を施設に閉じ込めて、こんな目に遭わせた、それが娘。
母はおそらく、半分は確実にそう思っているはず。



これだけ母のために尽力しても
結局そう思われているんだなと、母に会うたび思い知らされる。
「そうじゃない」と、一言でも聴けていればまだしも。
本当はどう思っているのか、結局私は母から聴けないまま、
彼女は口がきけない認知症の年寄りに成り果てました。


あと何年、こういう思いを抱えて
口を利かず無視しているだけの母を介護しなくちゃならないのだろう。

特養に入所している彼女の保護者は、私なので
あの姿を見たくないと思っても、そうはいかない。

でも、私は母の施設に、行きたくないんですよね……
気が滅入る。
行くだけで気が滅入る。
どんなに努力しても母の喜ぶ事が出来なかった子ども時代を思い出すから。
他所のお母さんならすごく喜んでくれるようなことでも(写生大会で金賞を取ったとか、学級委員になったとか)母は一度も喜ぶどころか宗教の邪魔になると言って喜ぶ事を私にも禁じた…
何を考えてるのか分からない母親。
それでも、私のお母さんだという事実。

行っても無視されて、責められているような気持ちにしかならない。

して上げたい気持ちがあっても
母が喜ぶことが分からない。

愛されたかったと思うのに、このままあの人が死ぬまで愛されないのだという決まった未来。




それが苦しくて、
母に会いたくない、と思うのです…








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