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The Planet of Green  ☆ blog

   

あう。泣いた。うっかり。

同じ映画でも、観たときの年齢によって印象がすごく変わりますな。

……今ヤマト観たらまた印象違うんだろうか…



今回はヤマトの話じゃないんですけどね。
例によって、SW視聴の話です。




******



やっとEP1〜6までを観終わりました。
ファンだったんだから、隅々まで覚えてるだろう…と思っていたら、
所々大きく記憶がヌケている……(笑)
はっきりセリフまでしっかり覚えているのは、やっぱりハン・ソロがらみのシーンばっか(笑)

観ていた当時は、あの「オレ様」なハン・ソロが、
関わりたくなかったはずのルークとレイアに人生狂わされて
だんだん「オレ様」が消えて臆病な恋する男に変わって行ってしまう描写が溜らず(^^;)

ところが今観ると、そういう恋愛模様も楽しいは楽しいんだけれども、
ルークとダース・ベイダーの父子の邂逅と敵対と和解、そっちの方に見応えを感じるようになっていた……


トシか?(^^;)

…でしょうな。





なぜだか、SWを観ていて、私は自分の父の事を思ってしまった。

母はカルトマニアであると同時に、ソプラノ歌手で幼稚園教諭でピアノの先生だった。
父はカルトが嫌で浮気をしまくり、私が7つの時に両親は離婚したが、
父も音楽教諭でテノール歌手でオケの指揮者でもあった。

私は父とは数えるほどしか顔を合わせていないのだが、
28年間同居していた母よりも、父の気持ちの方が分かる。
見栄と虚勢ばかりのくだらない男だったと思う反面、父という男は自分の欲求に正直で、死ぬまでやりたい事を追いかけ続けた天晴なヤツだったかもな、と思う……
でも、女房子どもを裏切って放置していた事が、小さな刺となって
父の心のどこかでシクシク痛んでたんだろう。


SWのエピソード6(最初に作られた3部作の3つ目)、
死に際に息子のルークと和解してダース・ベイダーがアナキン・スカイウォーカーへと「戻る」シーン。
ルークがその亡骸を荼毘に付すシーン。

その辺りで、どうにも泣けて仕方なくなったのは、自分と父との関係に重ねてしまったからなのかもしれない。


私が高校を卒業する年、父が癌と診断された、と母から聞かされた。
一日に3万円以上かかる治療薬を使うために、私は大学進学を諦め「させられた」。
学費は払ってやると約束していたのに、ガンになるなんて。
そう罵りたい気持ちになったのは、その当時初めて、父と母の離婚の理由を聞かされたからだった。
完全に父が悪い。
宗教に熱心だったけれども、母は悪い人じゃなく、むしろ正直で思い遣りのある人だった。
父は、その母の宗教が嫌で、浮気すれば離婚になるだろうと踏んで、取っ替え引っ替え、浮気相手を作っていた。

ただ、母の融通の利かなさは、私も重々わかっていた。
父がイヤんなっちゃったのも、理解出来なくはない。でも……
だからといって、父の浮気を正当化する事は、娘の私には不可能だった。


都立高校の音楽教諭だった父は、ずいぶんと生徒や同僚には好かれていたようだ。
父の葬儀は地元の新聞が取材に来るほど盛大な音楽葬だったというが、
私はそれに呼んでもらえなかった。

なぜかというと、
当時、母の味方だった私は、弱って行く父に対して、
「死ぬ前に母に償いをするよう」何度も詰め寄ったから。
術後の病室で、
後妻のいる前で、
父方の親戚のいるところで、
父の人間性を否定し、大声で罵倒したから。
その様子を見て憤慨した叔父が、「あいつは葬式には呼ばない」と決めたというのだ。
…まあ、自業自得だけどもな。


でも。
私のことを、「この親不孝者の人でなし、二度と来るな」と罵り憤慨していた父だが、
亡くなる数日前に深夜母のところへ電話をかけて来た、と後から聞いた。

「俺が悪かった。あいつに謝っておいてくれ」と。
父は言っていたそうだ。







いかん。
うっかり泣けて来た。

ルークに謝罪して死んで行ったダース・ベイダーもといアナキンのシーンは、
そういえば最初にあれを観たときは、まるでピンとこなかった。
だって、あの頃私はまだ高校生で、父が闘病を始める前だったからなあ…。
自分が年取って、子どもも育てて(長男が二十歳を超えたので余計に)それでやっと、
なぜ父が、自分を罵倒して恥をかかせた娘に謝っておいてくれと思うようになったか…理解出来る。

色んな才能を持ちながら、大勢の生徒に慕われながら、
なのに娘からは自分の一番の汚点を罵られ(しかも人前で)。
それでも、心のどこかで父は「済まない」と思ってたのだろう……
私だって、父を罵りたくはなかった。
私は母ではなく、父に似ている。小さいときから、その自覚があった。
なのに、居て欲しかったのに居てくれなかったことが恨めしかった。
私ではなく、よその大勢の子どもたちに慕われていたのが許せなかった。
第一生まれてから一度も、父に口答えしたり反抗したりした事などなかったのだ。そんなことできるほどの時間、一緒に暮らした事がなかったからだ。それさえもさせてもらえなかったことが、悔しかったのだ。


電話の件を母から聞いたのは、父が亡くなって音楽葬が行われた後だった。
(母がどうしてそこまで、私と父を遠ざけようとしたのかも、今となっては分からないまま。母は倒れて以来、そういう込み入った話の出来る状態ではないから)




親の心子知らず。
逆もまたしかり。
人と人との、対等な話し合いが出来るようでないと
人間は後々、後悔するね……どっちかが死んだり、認知症になっちゃったりしてからでは遅い。
例え親子でも、人としての対等な会話が出来るようでなくては。
私はそんな親になりたい、とつくづく思う。



******



好きで観ていた当時はハン・ソロばっかり追っかけていたけど
改めて観ると、心の隅にトゲを抱えて生きてただろう父の存在を思い出す。
……年取ってから観ると、同じ映画でも全く違う印象を持つモノなんだな〜〜〜…と、
……まあ、

それが言いたかっただけである。



さてこれでやっと新作が観られるぞ。






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